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誇りを取り戻すんじゃ

どうも村田です

世界最長の皇統を

「否定したい」

そういう奴がいるのだ

戦後の歴史学科で

一世を風靡した

「騎馬民族征服王朝説」

をご存じだろうか

ユーラシアステップの

騎馬民族

(遊牧騎馬民族は、

ユーラシア大陸の東西を

結ぶ草原の道

(ステップ=ロード)で

活動していた)が、

朝鮮半島経由で日本列島に

渡り、王朝を建てたのが

今日の日本であるという、

奇妙奇天烈な説であるのだ

ちなみに、古事記にも

日本書紀にも、皇族が

騎馬をしている情景は

一つも出てこないのだ

古代の日本の人々は、

基本的には船と徒歩で

移動していたのだ

騎馬民族征服王朝説は、

戦後の東洋史学者の

江上波夫が提唱した

のだが、それが史学会で

大流行してしまうのだ

背景には

「日本の歴史は、それほど

長くない。長くてはいけない」

という奇妙な自虐意識と、

世界最長の皇統を

「否定したい」

という歴史学者の願望が

あるのだろう

実際には、日本の皇統は

「神話」の時代から続いて

いるのだ

まさに、世界最古の国が

我が国なのだ

ところが、明治維新を

「リセットボタンを押した」

と理解してしまうと、過去から

連綿と続いた歴史や伝統は

「どうでもいいもの」

に変わり果てるのだ

実際には、過去二千年以上

もの長期にわたり、先人が

生き、投資し、様々な文化

を蓄積した結果として我々が

存在するわけだが、その種の

認識が薄れてしまうのだ

歴史にせよ、国家にせよ、

「ダメならば一度全部

ぶち壊して、リセット

すればいい」という発想に

なり、縦軸のナショナリズム

が消滅するのだ

「自分たちは過去の日本人の

投資の恩恵を受けている

のだから、この恩を将来世代に

返そう」などとは、誰も

考えなくなってしまうのだ

結果的に、将来への投資が縮小し、

国民全体が貧しくなっていくのだ

例えば、公共投資

公共投資から、GDPに

ならない用地費等を除いた

ものを公的固定資本形成と呼ぶ

1996年には48兆円だった

日本の公的固定資本形成は、

今やピークの半分程度にまで

縮小してしまったのだ

公的固定資本形成の削減には、

土木業や建設業の所得が

生まれないという問題も

あるのだ

とはいえ、より深刻な問題は、

交通インフラや防災インフラ

が老朽化し、使用不能に

なっていくことなのだ

我々現代を生きる人々は

ともかく、間違いなく

将来世代が不便に苦しむ

ことになるのだ

日本の橋梁は、すでに

1000以上が通行止め

になっているのだ

鉄道も、不採算路線から

次々に廃線になっていくのだ

となると、川の向こう側に

行くこともできないのだ

地方で人が暮らすことが

困難になっていくのだ

老朽化したインフラが

次々に使用不能となり、

国民が地理的に

分断されていくのだ

その種の小国化した日本、

あるいは発展途上国と

化した日本を将来世代に

残すことになってしまう

のだ

なぜ、将来のための投資を

怠っているのか

過去の先人の投資の延長線上

に自分たちが生きている

という認識がないためなのだ

結果、

「今だけ、カネだけ、自分だけ」

という三だけ主義

(東京大学 鈴木宣弘教授)

が蔓延し、未来を犠牲にして、

過去の遺産を食い潰すという

「恩知らずの生き方」

が平気でできてしまうのだ

日本国民は、祖国が

世界最古の国であるという

誇りを取り戻さなければならない

過去の日本人の延長線上に、

我々は生きているのだ

そして、我々の延長線上に、

未来の日本人がいるという

事実を、日本国民は学び直す

必要があるのだ

続きは次回だ

今日はこのくらいにしといたる

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