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できたんじゃ

どうも村田です

平成時代に国際社会で

何が起きたのかを、簡単

に振り返ってみたいと

思うのだ。

国際政治と国際経済を

分けたうえで話を

進めていくのだ。

長い30年を一言でまとめる

のは難しいのだが、

国際経済を一言で言うと、

平成の30年間にボーダーレス

・エコノミー化が始まり、

終焉したということなのだ

ソ連が崩壊したのが

1991年(平成3年)なのだ。

1989年(平成元年)11月

のベルリンの壁崩壊で、

「もうソ連型社会主義はダメだ。

ソ連圏、東ヨーロッパといった

国の社会主義はもう機能しない」

ということがはっきりしたのだ

すると当然、

「資本主義、市場経済万能主義、

これしか発展モデルはない」

ということになるわけなのだ

市場万能主義の市場(しじょう)は、

市場(いちば)であり、

市場(いちば)には詐欺師もいれば、

腐った肉を売っている人もいるのだ

だから、何でも市場に任せて

おけばいいというものでは

ないのだ

きちんと市場を管理し、不正行為は

取り締まらなければならないのだ

しかし、ボーダーレス・エコノミー

が行きすぎて

「何でもボーダーレスでやれば、

貧しい人は豊かになり、豊かな人

はもっと豊かになる」

と言われたのだ。

グローバル化という言い方もある

けれど、正確に言うと

「国境なき経済がいい」という

「ボーダーレス化」がどんどん

進んだということなのだ。

その行き過ぎで、特に忘れては

いけないのは2008年(平成20年)

のリーマン・ショックなのだ

※【リーマン・ショック】

アメリカの住宅バブルが

2007年に崩壊し、多分野の

資産価格暴落が起こった。

その影響で有力投資銀行の

リーマン・ブラザーズ・

ホールディングスが

2008年9月15日に経営破綻した。

負債総額は約64兆円、

アメリカ史上最大の企業倒産

であり、これに端を発する

金融危機を招くこととなった。 

これは、ある意味で

ボーダーレス・エコノミーで

金融経済が暴走し、市場が

調整しなければいけなく

なったということなのだ。

2008年1月末に

「今年中に

ウォールストリート発で

大変な金融恐慌が起きる。

金融大不況が起きる。

2008年以内に」と

予測したのだ。

実際に起きたのは2008年9月

で、その直前には、アメリカ

バブルの大本であった住宅市場、

個人住宅の市場が10年間で

3倍ぐらいに値上がりしていて、

それが2006年(平成18年)の

夏ぐらいにピークを打ち

2007年(平成19年)からは、

いわゆるサブプライムローン

と言って、住宅を買ったけど

お金を払えない人たち、

どんどん個人破産する人たち

が増えたのだ。

そして、ついに

リーマン・ブラザーズが

破産したのが2008年9月

なのだ

※【サブプライムローン】

アメリカの低所得者層を

対象とする住宅ローン。

証券化され米国の内外を問わず、

多数の金融機関に購入されて

いたため、不動産価格が下落

すると不良債権化し、

世界的規模での金融危機の

一因となった。

きちんとデータを見ていれば

「もう、そろそろまずい」

ということが分かってたのだ。

最後は勘だが、データで十分

に裏付けされていたから、

そういう予測を出したのだ。

日本のバブル崩壊と、

アメリカのリーマン・ショック

をきちんと予測できたのだ。

ソ連が崩壊して市場万能主義、

ボーダーレス・エコノミー化が

進み、その陰で一番恩恵を

こうむったのはシナなのだ。

国内の一党独裁は諦めない、

しかし外国の資本、技術を

取り入れて、知的所有権

も何も認めずに外国の技術も

どんどん盗んで、

コピー商品を安く作って

どんどん売り、お金を集め

それを元手に軍国主義を進め、

少数民族も弾圧するという

ことをやっていたのだ

2008年(平成20年)の

リーマン・ショックがあっても

まだボーダーレス化、

グローバル化が悪いという

認識には至らなかったが、

結果としてはボーダーレス化を

やっても、グローバル化を

やっても、アメリカの庶民は

どんどん貧乏になっていったのだ。

これは日本でもヨーロッパでも

そうだったと思うのだ。

それに対する反動で、

2016年(平成28年)にアメリカ

でトランプ大統領が誕生したのだ。

トランプは

「シナこそ一番の敵だ」と

認識していたのだ。

世界のルールを守って金儲け

しているのならいいが、ルールを

守らず金儲けをしているシナ。

それを許さないトランプとの

米中対決時代が来たのだ

トランプは、強いて言えば

「ボーダーレスではなくボーダー

のある、国境ある経済、秩序ある

国民経済が第一だ」と訴えたのだ。

「国民経済、

ナショナルエコノミーを栄え

させることが政治の目的ではないか、

ボーダーレス化ではないのだ」

ということをトランプが言って、

大きく方向転換したのだ

大局的に言うと、1945年(昭和20年)、

第二次世界大戦後の自由貿易の時代は、

もう終わったのではないかと思うのだ

これからは少なくとも公正な

貿易というのが第一で、ルールを

破っている国を自由貿易の枠内には

入れないということなのだ。

ルールを守ってこその自由貿易であり、

「何でもやって人のものを盗んでいい」

という意味ではないのだ。

アメリカ経済はすでにシナに相当

侵食されていたから、公正貿易が

第一という意味で、トランプは

あえて保護主義という手段を

用いたのだ。

お互いにルールを守る国同士は

自由貿易でいいけれど、ルールを

守らない国に対しては、相応

の制裁を加えて、

アメリカも保護主義で自分の

経済を守るということなのだ

それはフェアトレード、公正な

貿易と呼ぶべきなのだ。

そういう時代に変わってきたのだ。

手放しの自由貿易主義の時代は

もう終わったと思うのだ

国際政治の世界では、まず

1989年(平成元年)に米ソ冷戦が

終わり、次にアメリカが突っ込んで

いってしまったのが、

対テロ戦争なのだ。

1991年(平成3年)1月、

パパ・ブッシュが大統領の時で

湾岸戦争をやったのだ。

それから10年後の

2001年(平成13年)9月には

9.11テロが起こったのだ。

テロを起こしたアルカイダへの

対処は、息子のブッシュ・ジュニア

(ジョージ・W・ブッシュ)

が大統領として行ったのだ

アメリカが中東の泥沼で苦しんだ

30年であったと思うのだ。

しかし、トランプ大統領はシリアと

アフガニスタンからの撤退を

発表し、シリアからは

2019年(令和元年)に、

アフガニスタンから

は2021年(令和3年)に

撤退したのだ。

これでようやく中東から脱出

することができたのだ

続きは次回だ

今日はこのくらいにしといたる

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