どうも村田です
今日はロシアに24年間住んでいて
ロシアの考え方を著書にした
文献を読んだことをシェアしたい
まず固有の領土という概念がロシアにはない
なぜ概念がないかというとと
ロシアはどこが発祥の地かといえば
キエフだ
キエフ公国というのが882年くらいに
成立されたと言われているが
現在ははウクライナの首都だ
他国の首都が発祥の地なのがロシアだ
そこからロシアは東に侵略していき
19世紀半ばに極東に到達
中国から極東を奪うことになった
ロシアはそういう歴史持っている
とすればロシア人に固有の領土はどこだ
と聞いたらキエフという話になる
キエフは固有の領土
ロシアはバカでかい領土だが
残りの土地は何ですか?って聞いたら
征服したんだよってことになる
固有の領土だから北方領土返せって主張しても
征服した土地を固有の領土以外
全部返せって話になり
全部ロシアの土地はなくなるのだ
世界最大の国であるはずが
固有の領土と言われると
ほとんどなくなってしまう
固有の領土という意識が全然ないなら
ロシア人の領土観って何なのか
それは弱肉強食で
戦争に勝ったら自分の領土にできる
そういう領土観を持っているのだ
例えばだが
ドイツの 領土だったケーニヒスベルグ
第二次大戦の結果
今ではロシア領カリーニングラード
といいはバルト海の飛び地になっている
ドイツ人 はカリーニングラードを
『ケーニヒスベルグを返せ』って言わないが
何で日本は戦争に負けておいて
『北方4島を返せ。固有の領土だ』と言い返還を迫る
がロシアは固有の領土って何だ?」という事になる
すると日本の主張は
ポツダム宣言を受諾後に攻めてきたよね
あるいは「中立条約の失効は
46年4月のはずなのに攻めてきた
と、反論する
するとそれは米国と英国と約束があって
彼らに頼まれて仕方なく攻めた
というようなことを言う
じゃあ、日ソ中立条約はどうなんだといえば
確かに戦争だからそういうこともありますよ
日本だって真珠湾攻撃したでしょうとそういう話になる
戦争中は多少のルール違反はすると考え
4島を返すことが必要だと考える
ロシア人には全然いないのが現実だ
ロシアは戦争の神話化
第二次世界大戦をロシア語で大祖国戦争と言い
大祖国戦争という話巨悪がヒトラーだ
ヒトラーはソ連人を2,000万人も殺している
だから巨悪なわけだが 独ソ不可侵条約があったのに
それを破りドイツが突然攻めてきて
2,000万人殺されやむを得ず
平和的なソ連人はドイツに攻めた
この巨悪の同盟国が日本ということ
この大祖国戦争は独裁者スターリン
の時代だからさまざまな 悪行をしている
シベリア抑留もその一つだ
さまざまな悪い件に関しては
神話なんですっぽり記憶から削除されている
シベリア抑留の話は
全く一般人には知られてない
北方領土獲得の際に
したことも一般には全く知られてない
ソ連が悪いことをしたはずがない
そういう神話になっていて
神話化が進んでいることは
北方領土は正当にソ連が戦争に勝って獲得したものだ
という話になっている
日本人の国民感情は
盗んだんだから返せということだが
ロシアにそういうは感覚が全くないのだ
ロシアがいつも言うのは
第二次世界大戦の結果を
日本は認めなければならない
と言っているのだ
日本は負けて北方領土はソ連が正当に獲得
したとい うことを認めなさいよ
そしたら島の話をしましょうっていうロジックなのだ
日本政府は日本の立場、国益を通すために
相手が何を言っているのか
考えているのかを知ったうえで
取り組むべきだ
竹島奪還についてもだが
今日はこのくらいにしといたる