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今日も学ぶんじゃ

どうも村田です

歴史を振り返り学び

を深めている今日この頃

なのだが気が付いたら

このブログをはじめて

記事が300を超えている

やればできるもんじゃのう

ではでは書いていくんじゃ

経済については

封建制の国においては、

封建諸侯、日本の

江戸時代で言えば藩主、

君主に封じられた領主が

「地元」を発展させるべく

努力するのだ

何しろ「自分の土地」なのだ

人間は通常「自分の財産」を

増やすことには必死になるが、

さもなければ手を抜くのだ

誰であっても、他人の財産を

増やすために努力するのは

好まないのだ

封建制の国々では、領主が

懸命に「投資」を拡大し、

豊かな地域を目指したのだ

結果的に資本主義が勃興する

わけだが、皇帝制の国々の

場合はどうか

皇帝が全てを所有する社会

において、経済成長のために

努力するのは皇帝ただ一人

なのだ

皇帝が何もしなかった場合、

経済は発展しないのだ

皇帝がやる気になった場合は、

発展するのだ

例えば、典型的な皇帝制の国

である中華人民共和国では、

皇帝たる毛沢東が経済成長には

目もくれず、ひたすら

軍事拡張路線をひた走った結果

何千万人もの死者を出したのだ

(大躍進、文化大革命による)

逆に、二代皇帝たる鄧小平が

経済成長路線を採用した結果、

中国経済は拡大し、中国人民は

毛沢東時代とは比較にならない

ほど豊かになったのだ

次に、政治システムだが

封建制は、議会制民主主義に

つながったのだ

封建制とは、君主の権力を

各封建諸侯に「分散」する

制度になるのだ

権力の分け前を得た封建諸侯は

次第に力をつけ、君主との

「話し合いの場」を求める

ようになったのだ

つまりは、議会の成立なのだ

それに対し、皇帝制の国では

官僚制が延々と継続すること

になるのだ

当たり前だが全権力を持つ

皇帝といえども、全てを

一人で差配できるはずがなく

実際には、皇帝に仕える

官僚たちが主君の意を受け、

各種の「行政」をつかさどるのだ

となると、実質的な行政権を

持つ官僚とつながることさえ

できれば、政治を自らに都合の

良い形で動かすことも可能に

なるわけなのだ

当然ながら、官僚とつながる

ための「賄賂」が重要になるのだ

中華人民共和国は、まさに

現代においても賄賂国家なのだ

中国では、共産党官僚との

コネクション、つまりは賄賂

により、政治を好き放題

できるのだ

現在の中国は人治国家であり、

法治国家ではないのだ

改めてユーラシアの歴史を

振り返ると、封建制が発展した

国は二地域しかなかったのだ

ユーラシアの両端、すなわち

日本と西欧諸国であるのだ

逆に言うと、日本と西欧諸国

以外の国々は、ほとんどが

皇帝制か、もしくは帝国の属国、

衛星国としての歴史を積み重ねて

きたのだ

ちなみに、東ヨーロッパは

ロシア帝国、オスマン帝国

という皇帝制の国と、

西欧諸国の双方から影響を受け、

折衷型の歴史となったのだ

アジアでは、東南アジアが、

中華帝国(明清)、インド帝国

という皇帝制国家、さらには

日本の影響により、折衷型の

歴史を積み重ねることになるのだ

ところで、中華帝国の歴史を

見ればわかる通り、皇帝が

絶対権力を握る国家だからと

いって永続すると決まった

わけではないのだ

皇帝は国民の反乱、官僚の裏切り、

外敵の侵略などにより、普通に

打倒されてしまうのだ

すると、皇帝制の国が

「民主主義国家」に生まれ変わる

のかと言えば、そうはならないのだ

単に、前皇帝を打倒した者が

新たな皇帝の座に就くだけなのだ

皇帝を打倒すれば、自分が

新たな皇帝になれる

新皇帝は、自己正当化のために

前皇帝や皇族について、その

悪逆非道ぶりを大いに喧伝するのだ

あるいは、歴史家に前王朝を

悪し様に罵倒する史書を書かせる

のだ

中華人民共和国は、中華民国を

打倒することで建国された国家で

蒋介石から、毛沢東が皇帝の座を

簒奪したのだ

ロシアにしても、

ソビエト連邦共産党という

巨大な皇帝が打倒され、普通の

民主主義国家になったのかと言えば、

そうはならなかったのだ

単に、ウラジミール・プーチン

という新たな皇帝が誕生した

だけなのだ

プーチン大統領は、表向きの地位

はともかく、実質的には

「新ロシア帝国」の皇帝なのだ

(ちなみに、プーチン大統領が

尊敬する人物は、ロシア帝国の

ピョートル大帝と、エカテリーナ二世だ)

続きは次回だ

今日はこのくらいにしといたる

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