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知っておくべきじゃ

どうも村田です

今日は長文だ

台湾は中共の一部ではないのだ

それについて書いていく

台湾と中共の関係は複雑なところはあるが

「台湾はチャイナの一部ではない」

ということが、法的にも事実上としても

正しい解釈なのだ

これには日本も関わっており日本が

ポツダム宣言を受諾し、それが具体化

されたのがサンフランシスコ講和条約

これが効力を発揮するのが1952年

だが、この条約で

「日本は台湾の主権を放棄した」

と明記されているだけで、中華民国に

割譲する、譲渡する、返還するとか、

一切書かれていないのだ

だから、日本側から言えば、台湾の

国際法上の地位は未定であるという

ことになるのだ

少し日本も頑張ったのは、1972年の

日中共同声明において、

「台湾は中華人民共和国の不可分の一部である」

という中共の主張を日本は承認しなかった

のだ

日本が放棄した土地だから、我々には

一部だとか一部ではないとか言う権利は

ありませんということ

この解釈は今日まで続いていると理解してる

民主党政権最後の野田佳彦首相も、国会で

このことについて質問を受けた際に

「そもそもその質問には答えられない」

と答えた

これは、事実上これまでの決定と同義で

あることを認めたということなのだ

売国政党ですらそうなのだ

ただ、非常にこんがらがってくるのは

米中の接近があり、1971年に

大統領補佐官だったキッシンジャーが

シナを訪問して、1972年にニクソン

大統領が訪中

その時に米中両国が発表した米中共同声明

いわゆる上海コミュニケに「One China」

という言葉が出てくるのだ

これを中華人民共和国は米国が

「一つのチャイナ」を認めたと

台湾は中共の一部だと認めたと主張し

各国に「一つのチャイナ」を認めるよう

強要しているのだ

前トランプ政権になり、この「One China」に

ついて、「チャイナは確かに一つである。

だが、台湾がチャイナの不可分の一部だと

アメリカが認めたことはない」という

正しい解釈に戻したのだ

しかし、今も中共外交は非常に狡猾に

この「One China」という言葉を利用して

いるのだ

当初、ニクソンの時のアメリカ側の言い方は、

「台湾海域の両側でチャイナは一つである

ということで意見は一致している」という

非常に曖昧模糊たる言葉だった

当時は中華民国もチャイナを代表している

のは中華民国政権であると主張していたから

その点では、政治的には対立しているけども

台湾も含む「One China」なのだという

言い方で、ごまかして逃げたのだ

これは米国外交の大失敗だった

思うのだ

以前は、「ベトナム戦争の泥沼から足を

洗うために中共の協力が必要だった

アメリカが中共に働きかけて、

国交正常化をしたのだ」と言われていた

しかし、最近の研究で分かってきたことは

実際はそうではなくて、中共から何度も

米国にアプローチをして国交正常化に

漕ぎつけたということなのだ

当時の中華人民共和国は、文化大革命を

10年もやって経済破壊をしていたから

国内経済もガタガタで、毛沢東の独裁も

おおいに揺らいでいた

文化大革命は終結することにしたのだが

その前にどうしても米国と国交回復をしたかった

ソ連と対峙する世界一の大国米国と関係を

改善したい、そうでなければ中共の明日はない

実は当時の中共は非常に弱い立場だったのだ

しかし、これは中国共産党の非常に巧みな

外交と言ってもいいのだが、自分たちが

一番弱い立場にいたのに、そんなことは

おくびにも出さず、あたかも北ベトナムが

自分たちの子分であるかのようにふるまった

実際にはそんなことはなかったのだ

中共と米国が仲良くすれば、米国がベトナム

から撤退しても、ベトナム革命を海外に

輸出しない、南ベトナム共和国が保たれる

かのような幻想を抱かせたのだ

実際には米国がベトナムから撤退して

わずか3年で、南ベトナム共和国は

消滅してしまったのだが、中共がベトナム

に対して非常に影響力があるかのような

詐術乗ってしまったのが、ニクソンと

キッシンジャーだったのだ

キッシンジャーなど馬鹿の極みで

米国の国益を売った売国奴なのだ

それ以降もキッシンジャーは中国共産党

のロビイストということで、今も

米国の愛国者で彼のことを尊敬する政治家は

ほとんどいないのだ

そういったことがあったから

「One China」という言葉の解釈を、

中共も少しずつ変えてあたかも米国が

「台湾を中華人民共和国の不可分の

領土だと認めている」かのように吹聴し

ているのだ

日本の国会議員もそれに騙されている者

が多く存在する

ところが、元来はそういう意味ではなく

米国はそんな宣言に署名もしていないし

声明も出していないのだ

ならば何を言ったかといえば、 ただ、

米国は中華人民共和国が台湾を自分の国の

一部だと言っていることを「知っております」

と言ったのだ

承認するとも、認知するとも、了承するとも

言ってないのだ

この時「acknowledge」という言葉を使ったが、

単純な言葉で言えば「know」ということで

要するに「中共がそう言っていること

は知っているよ」と言ったに過ぎないのだ

それが、後の中国共産党の外交の巧みさ、

狡さもあって、嘘がまかり通るようなったのだ

それを前トランプ大統領が、この言葉の

解釈を元に戻して、「One China」とは

言ったけども、台湾が中華人民共和国の一部

だと認めたことは一度もないと、元来の解釈

に戻したのだ

解釈を逆手にとった中共の狡猾な

戦略であるということなのだ

だから台湾は中共の一部ではないのだ

日本人として知っておくべきなのだ

今日はこのくらいにしといたる

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