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国際秩序を正すんじゃ

どうも村田です

日本が好かれている

という話しの延長なのだ

エチオピアのタクシーの

運転手は、日中もなのだが、

乗っているとタクシー同士

すれ違うと、窓を開けて

「おう」とやって、向こうも

エチオピアのドライバーだから、

すれ違う度に運転手が

「あいつはエチオピアでは

税理士だったんだよ。あいつは

ああ見えて高校の数学の教師

だったんだぜ。俺だって

エンジニアだったんだよ」

と話すのだ

タクシードライバーがどうだと

言うわけではなく、彼は

そういうふうに言うのだ

だから、

「政治難民でアメリカに来た

けれども、難民として逃げて

こなければ、自分たちは

エチオピアという祖国で

税理士を続け、高校の教師を続け、

自分もエンジニアを家族と一緒に

やっていることができた」

ということを言っているのだ

だから、本当はアメリカに来て

稼ぐのではなく、経済難民か

政治難民だったのかもしれないが

自分の国で自分が身につけた

スキルを生かして、家族と一緒に

暮らしたいというのは当たり前の

ことなのだ

そのような思いが、タクシーの

エチオピア人の運転手から

伝わってくるのだ

近年日本を含む先進国は、

途上国から低賃金の労働者

のみならず、高度人材と称する

優秀な人々も引き抜こうと

している

途上国から優秀な人材が流出

してしまうと、彼らの国づくりは

どうなってしまうかという話だ

カンボジアもポルポト派などが

席巻して国づくりが遅れたのは、

本来だったら国を引っ張って

いくような人たちがみんな殺されて

しまったからなのだ

優秀な人材がいなくなってしまった

からということがあるのだ

そんな優秀な人材を引っこ抜いて

いいのかという話もあるのだ

この人道的見地からすれば、

人道的なのかどうかという

問題設定があるからそれに答えて

いこうと思うが、

先進国が優先的になすべきことは、

移民や外国人労働者の大規模な

受け入れではなく、やはり国際援助、

国づくりの援助なのだと思うのだ

きれいごとではなく本当にそうなのだ

地道で時間がかかるけれど、

そちらの方が急がば回れなのだ

「移民の受け入れこそリベラルで

あって人道的だ」という

聞こえのいい言葉に流されては

いけないのだ

それは本当に日本に来る外国人の

立場に寄り添ったことには

ならないと思うからなのだ

むしろ、日本を含む先進国が

すべきことは、移民をバンバン

受け入れることではなく、途上国

から先進国への大規模な人の移動が

起きない、生じるような国際経済秩序

を正すことなのだ

今は人の移動が起きている

それを改めることなのだ

ワシントンのエチオピア人

タクシードライバーの例を挙げた

通り、途上国であれ先進国であれ、

できる限り多くの人々が自分の国

で自分の家族や仲間とともに安定した

豊かな暮らしを営めることこそが

理想なのだと思うのだ

だから、日本を含む先進国は、

各国のそうした国づくりが可能となる

経済秩序の建設を目指すべきなのだ

と思うのだ

それこそが人道的な目標なのだと

考えているのだ

今日はこのくらいにしといたらぁ

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