どうも村田です
今日はすぐに台湾の話に
行こうと思う
台湾という国は地政学的にみた時
日本の安全保障にとって大変重要な国だ
日清戦争の結果、台湾は1895年に
清から日本に割譲され、1945年の
終戦まで 50年間にわたって日本が
統治した
終戦で日本は台湾から引き揚げ
台湾の領有を放棄したが
中共と国交を正常化した1972年に
台湾と断交し今に至るまで台湾を
国として認めていない
こんなに近くて、民間交流も盛んな
重要な国なのに国交がないのだ
台湾は現在、中華民国という国名で
中国大陸で毛沢東の中国共産党との
内戦に負けた蔣介石が国民党軍を
率いて台湾に亡命してきた
そこに中華民国という名前の本来は
支那全体を代表していた政権を設立
したのだ
中華民国という名前の亡命国家が
台湾を占領してしまったのだ
もともと台湾に住んでいた人たちは
チャイニーズではなかった
蔣介石らチャイニーズが来る前には
日本が 50年間台湾を統治し、住民も
ほとんど日本国民の一部になりかけて
いたのだ
そういう歴史があるが、台湾は今、
ふつうの国、日本や米国のように、
デモクラシーのある近代国家だ
言論の自由があり、政治指導者を
きちんと選挙で選んでいる自由な
民主国家だ
そして、かなり高度な経済を維持している
人口2400万人の世界的に見れば
中規模クラスの国だ
そんな台湾を、まったくの言いがかり
としか言いようのない形で自国の領土で
あると主張しているのが、中華人民共和国だ
もともとこの国は中共の一部だ、だから併合する
いざとなれば武力を行使することも躊躇しない
と言っているのが、中華人民共和国の
習近平国家主席だ
中共は台湾を「不可分の領土」であると
主張しているが、実際には1949年の
中華人民共和国建国以来、台湾の領土を
支配したことはただの一秒もない
台湾人からすれば、 「なぜ自分たちが
中華人民共和国に征服されなければならないのだ」
という話だ
台湾の人口において、蔣介石と一緒に大陸から
来た人たちは 15%くらいであり、昔から
この島に住んでいた残りの 85%の台湾人に
とっては、蔣介石が持ち込んだ国民党政権
(中華民国)は、外国人の政権にすぎないのだ
この国民党の独裁政権は台湾で長く続いたが、
李登輝という台湾人が総統になり、勇気を
もってどんどん民主化を進めていった
かつては終身議員などという国会議員も
いたが、彼らを全員リタイヤさせて、
国の代表を選挙で選び、総統も直接選挙で
選ぶように改革していったのだ
李登輝が民主化を強く推進したことにより
それまで長く国民党の独裁下にあった台湾は
世界に向けても恥ずかしくない民主的な
国家になったのだ
また、目覚ましい経済発展も遂げ、
日本や欧州、米国に匹敵するような豊かな
先進国が誕生した
経済的に豊かな国家になったその台湾を
征服しようと、中共は虎視眈々と狙っているのだ
蔣介石という亡命者がそこに政権を作った
ということ以外に、台湾とは何の関係もない
にかかわらず、中華人民共和国の一部だと
主張しているのだ
台湾は台湾であり中共の一部ではない
俺は何度もTwitterなどで書いてきた
日本人同胞には台湾の歴史と現状を
このブログを通して知ってもらい
台湾が日本にとってどれほど重要な
国かを共に共有してもらいたい
今日はこのくらいにしといたる