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生易しいもんじゃないんじゃ

どうも村田です

この芝園団地には、

10年ほど前に発足した

学生ボランティアによる

「芝園かけはしプロジェクト」

というものがあり、中国人や

外国人と日本人が共に

安心して暮らせる共生社会の

実現を目指した交流イベント

というものをやってきているのだ

当初、団地内のベンチに

書かれた中国人らに対する

心ない落書きをペンキで消す

ことから始まって、

日本の生活習慣を伝える

講習会を開くなど、多文化共生

の取り組みというのが何と国から

も評価されて、2015年度の

「あしたのまち・くらしづくり

活動賞・総務大臣賞」を

まず受賞するのだ

それだけでなく、外務省の

外郭団体に国際交流基金という

のがあるが、ここから

「地球市民賞」というものを

受賞するのだ

その受賞理由というのは、

「コミュニティーが直面する

課題に対応する多文化共生の

先進的事例として交流イベントの

開催や中国語SNSを活用した

情報発信など自治会の

さまざまな取り組みの結果、

中国人の自治会役員が登場するなど」

「共生の意識の根付く活気に

溢れる団地となった。これから

日本全国のコミュニティーが

直面する課題に対応する新たな

モデルとして意義がある」

と言うのだ

国際交流基金の

「地球市民賞」だが、この

「地球市民」という言葉が

本当に嫌いなのだ

「国境もなく国同士の戦争

もない中で暮らす地球市民

でありたい」というこの理想は

分かる

「そうあるべきだし、

そうあってほしい」と思うのだ

ただ、宇宙人でも攻めて

こない限りあり得ない空論なのだ

歴史を見れば、昔から国境線

だらけでそして今後だって同じだ

空論なのに、それを振りかざす

ことで臭いものにふたをして、

ふたが開いたときには大変な

ことになり、それを口にしていた

誰もが責任を取ろうとせずに、

どこかに逃げてしまうのだ

大体「地球市民」を口にする

のは自称リベラル系が多いのだが、

こういう人は理想論ばかりで

空理空論を語る夢想主義者が

多いのだ

きれいごとは語るのだが、

いざ何かが起きるとなると

責任を取らずに一目散に

逃げるのだ

片や、反対側にいる現実主義者は

保守的な人が多いのだ

増税も基本的に嫌いだが

「そういったことも場合によっては

理解してください」と耳の痛いこと

も言う人、こんな人は意外と

「火事だー」となると率先して

消火活動に乗り出したりし、

家の中にいる人を助け出して

くれたりするのだ

もう亡くなってしまったが

昔自民党議員にハマコーさん

こと浜田幸一さんという方が

いたのだ

普段はおっかないから、あまり

隣近所に住んでほしくないような

タイプの人ではあるのだが

こういう人こそここぞのときに

もろ肌脱いで火の中に飛び込んで、

取り残された人を助けてくれ

そうな感じがする、これは

現実主義者なのだ

逆に普段ニコニコして近所の

ごあいさつなんかもしていい人

っぽくても、ここぞで逃げる人

というのがいたとしたら、

どちらが頼りになると思いますか

実際、わざわざ脱サラして

芝園の団地に移り住んで、

芝園かけはしプロジェクトに

取り組んでいた男性役員という

のがいたらしいが、何と

芝園団地から出ていってしまった

そうなのだ

この方は、川口市が発行する

『広報かわぐち』2018年8月号で、

「時間をかけてでもお互いを

理解し合う共生への熱い思い」

というのを語っていたのだが、

「時間をかけてでも」と言っておいて、

もういなくなってしまったのだ

それで自治会役員の1人に

その理由を聞くと、

「あれだけ立派なことを言って

いて何なんだろうね。本人に

聞いてみてよ。取材してよ。

どこに行ったか知らないけれども。

騒音や異臭に嫌気がさしたんじゃ

ないの?ったく無責任だよな」

ということだったのだ

また、自治会長さんも言うのだ

団地を管理するUR所属の中国人の

通訳というのがいるのだが、

こう言われたらしい

「中国っていうのは、自分のものは

自分のもの。他人のものも自分のもの。

取られる方が悪いっていう文化だから

よくよく気を付けた方がいいですよ」と

中国人の通訳が会長さんに言ったので

だから、これはさもありなんとは

思っていたけれども、実際に中国の方

がそういうことを自分で言うのかと、

聞くと本当に驚くのだ

そういう発想する人というのは、

別に中国の方に限らず国際社会という

のはもうみんな腹黒いので、そんな

人ばかりだろうと思うけれども、

本当に驚きなのだ

大体、上に政策施策があれば下に

対策ありというお国柄なので、

何でもありというのは分かるのだが、

共存共生するというのは、

部外者が思うほど生易しいもの

ではないのだ

今日はこのくらいにしといたる

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