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反論しとんじゃ

どうも村田です

「特攻隊員最期の言葉」

ようやく、ここまで

来たのだ。

この章では、特攻隊員

の延べ94人の手紙、

遺書、辞世の句が

7つに分類されて

紹介してあるのだ。

これまでの刷り込み

を踏まえて、物言えぬ

死者の無念を思うと、

この枠組みの中で

遺文を読むのは

つらいが、最後まで

続けるのだ。

分類1は

「特攻隊員は、家族に

特別な注意を払う」で、

10人が紹介されている

のだ。

ケスレー氏の意図を

反映して、最初に

「検閲済」の検印が

おされた手紙が、

冒頭に、しかも

写真付きで載せ

られているのだ。

しかし、例によって、

その「検閲」の中身が

何であったのかは

追求されてないのだ。

「検閲」が行われて

いたのは「間違いない」

という印象を読者が

持つだけで

ケスレー氏にとっては

十分なのだ。

分類2は

「神風特攻隊員は

その決意を表明する」

で、27人が紹介されて

いるのだ。

冒頭で、例によって、

読み方の指導が

行われているのだ。

「これらの書簡が

どの程度までその

書き手たちの真情を

反映しているのか、

疑問を抱くことは

できる

(この点については

第4章を参照)」

分類3は

「神風特攻隊員は

幸福な思い出を語る」

で、6人が紹介されて

いるのだ。

この内容は

ケスレー氏にとって、

どうでもいいことの

ようで、解説はついて

いないのだ。

分類4は

「多少ほのめかし

ながらの後悔…?

そして批判」で、

10人が紹介されて

いるのだ。

ここは、ケスレー氏

にとって大切な箇所

なので、

勿論、解説が

つけられている

のだ。

「疑念や後悔の表明は、

手紙の書き手たちに

とって、

検閲との関係において

必ずしも困難をもたらす

ものではない。

体制や、神風特攻作戦

の正当性が問題と

されない限りにおいて、

である。

もし本当に特攻作戦を

問い直す考えを示そう

とするのであれば、

パイロットは検閲を

回避する手段を

見出さねばならない。

主として 批判を表明

するのは学生たちであり、

彼らは手紙よりも

むしろ日記の中で行う。

中には、あまりに

頻繁に表現されており、

その書き物が

いかにして検閲を

かいくぐったのか、

今なお不思議に

思われる者もいる」

「検閲」を重視する

ケスレー氏にとって、

「頻繁に表現」

されたものが

「検閲を回避できた」

という事実は

「不思議」で

とどめておいていい

問題ではないのだ。

それは、実は「検閲」

は簡単に回避できた、

たいしたことはなかった、

殆ど行われていなかった、

という結論になりかねない

からなのだ。

残念ながら、

このような危険な

探求にケスレー氏が

踏み出すことはないのだ。

ここで、ケスレー氏

の誤読について解説

しておきたいと思うのだ。

彼は佐々木八郎の手紙

について次のように

解説しているのだ。

「彼は、明確に戦争に

反対し、天皇中心の

国家理念に反対する

立場を取った

学徒兵の一人である。

多くの者と同様に、

彼自身は愛国者である

と考えていたが、

その 「愛国」という

言葉には、軍国主義体制

が与える意味とは

まったく異なる意味を

持たせていた。

このため、国を守りたい

という願いと、若き

飛行兵たちが不可避的に

追いやられる手段への

反対との間で、矛盾した

立場、引き裂かれる思い

を抱くこととなった。

そして結局、佐々木八郎

は2月20日、自ら志願して

特攻隊員となるに至った」

読めば分かるが、

「明確に戦争に反対し、

天皇中心の国家理念に

反対する立場」

を取っていたのは、

佐々木ではなく、手紙の

差し出し相手の大内力で

その大内にたいして、

佐々木は以下のように

反論しているのだ。

続きは次回だ

今日はこのくらいにしといたる

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