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祭られたんじゃ

どうも村田です

「教科書の記述が

どうして変化して

いったのか?」

ということを、少し

時代を区切って説明

していきたいと思う

のだ。

最初は、明治維新から

帝国憲法や教育勅語が

できるまでを少し

区切って説明したいと

思うのだ。

まず存知だと思うけれど、

明治初期の主な出来事は、

明治元年の明治維新、

明治2年の版籍奉還、

それから明治4年の

廃藩置県なのだ。

この明治維新というのは、

それまでの幕府が行って

いた政治を、

天皇を中心とした明治政府に

移すという大改革なのだけれど、

この時やらなければ

いけなかったのは、

封建制度の抜本的な改革

なのだ。

封建制度とは何かというと、

簡単に言うと、300くらい

あった「藩」という小さな

国家を、

1つの統一国家に

まとめるということ

なのだ。

何で藩が小さな国家と

言えるかといったら、今、

国しか持っていない権限を

全部持っているわけなのだ

行政、裁判、それから

徴税権、軍隊を動かす権力、

全部藩単位なのだ

これを1つの国家のもとに

集めるということをして、

ヨーロッパに対抗する

というのが明治維新の趣旨

なわけだけれど、そのために

大事だったのは、

まず藩を廃止していく

ということなのだ。

第1段階が明治2年の

版籍奉還で、「藩」とは、

これは土地のことで、

「籍」というのは戸籍、

人民の方だから、

「それまで藩が支配して

いた土地と人民を、

明治政府に移します」

というのが第1段階なのだ。

第2段階は廃藩置県で、

藩を廃止して県を置く、

つまり、

それまで藩の中心であった

藩主を全部辞めさせて、

明治政府が任命した知事を

地方に派遣して、

その知事が地方を治める

という形をつくりあげた

わけなのだ。

一方で封建制度の1つの形は、

地域ごとにばらばらだった

わけではなくて、

国民が身分というものに

分けられていて、身分に

よって、今でいう権利義務が

違うのだ。

武士は働いて税金を

納めなくてもいいけれど、

その代わり、

軍事とか警察とか政治を

つかさどり、主に農民は

税金を納めさえすれば、

命をかけて国を守る必要も

ないということだが、

これからは、

国民全体がこの国を担って

いかなければいけないと

いうことで、

この身分を廃止して

四民平等にするのだ。

しかし、身分を廃止した

だけでは国民の意識、

中身は変わらないわけで、

「自分たちは一体としての

国民で、この国を守って

いかなければいけないのだ」

という国民意識を、封建意識

から入れ替えなければ

いけないわけなのだ。

そのために、

「国民意識形成運動」

というようなことが、

明治5年から8年に

かけて行われるのだ。

それを「大教宣布運動」

というのだけれど、これを

担ったのは

「教導職」といわれる無給の

役人で、神職とか僧侶とか

儒者などが任命されて、

国民として持つべき心情

を教えるわけなのだ。

それが3つにまとめ

られていて、それを

「三条教則」と言うのだ。

それはどういうこと

だったかというと、1つが

「敬神愛国の旨を体すべきこと」、

つまり

「神を敬い、国を愛する

という心を持つ」

ということなのだ。

そして、

「天理人道を明らかにすべきこと」

で、儒教的な天の理、人の道、

いわゆる「道徳」というものを

しっかり持てということ、

それから

「皇上を奉戴し、朝旨を

遵守せしむべきこと」、

つまり天皇陛下を敬って、

「朝旨」の「朝」は朝廷の

「朝」だから、

「政府が出す法律とか政策には

積極的に従う。これが国民と

しての心掛けだ」

ということを教えるような形で、

神官とか僧侶が動員される

わけなのだ。

それを「大教宣布運動」

と言うのだ。

この大教宣布運動は

明治初期の雰囲気の中で

行われているので、

当然神主が主で、仏教とか

儒者はそれに下付き従う

ということで、

ここで三条教則について

研究したり教えたりする

場所の中心的な機関が

東京に置かれた

「大教院」というのだけれど、

この大教院は、浄土宗の

大本山である芝の増上寺

という所に置かれたのだ。

そこに実は神仏分離の直後

であるにもかかわらず、

神殿が設けられて、

そこに造化三神、いわゆる

古事記の最初に出てくる、

宇宙の創生の時に生まれた

アメノミナカミヌシノカミ、

タカミムスビノカミ、

カミムスビノカミと

天照大神(あまてらすおおかみ)

の4神が祭られて、ここで

僧侶がけさを着て、柏手を

打って参拝するみたいなことが

行われるわけなのだ

続きは次回だ

今日はこのくらいにしといたる

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