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存在しとんじゃ

どうも村田です

国民生活

第六章では、

神道と国民生活との

関係が説明されています。

ここでは、

「氏神を中心とした娯楽」

と「伊勢参宮」に焦点が

あてられています。

ここでも清原は言葉の

説明から話をはじめて

います。

「氏神という言葉は、

本来の意味から言えば、

ある氏族の始祖、

すなわち氏族に属する

すべての家族の共同の

祖先の霊を祀ったもの

である。

古代においては、

まさにこの厳密な意味

で氏神が存在していた

のであろう。

公卿社会などでは、

後世に至ってもこの

意味での氏神祭が

行われていた。

たとえば藤原氏における

氏神祭と称するものは、

すべて

本来の意味での氏神で

あった春日祭のこと

である」

「その後はその地域に

住む人々全体から崇敬

を受けることになる。

つまり、必ずしも

血統的にその氏神と

関係のある家族だけが

拝むのではなくなる

のである。こうして、

多くの神社は

最初は氏神として

祀られたものでも、

のちにはいわゆる

産土神と同じ意味に

なってしまう。今日

氏神や氏子という

言葉が使われるとき、

それはもはや本来の

意味での氏神や氏子

ではない。

つまり、今日言う

ところの氏神とは、

その地域の住民の

信仰の中心であり、

信仰だけでなく

さまざまな意味での

住民の生活の中心にも

なっているのである。」

ここから、氏神を

中心とした「娯楽」に

ついて語られていきます。

具体的には、「芝居」

「花相撲」「神楽」

「お籠り」などです。

伊勢参宮と国民生活

との関係が語られて

います。

これが全国的な信仰の

表現であったこと、

参宮の資金をつくる

ために

伊勢講と呼ばれる

仕組みがつくられ

多くの人が

少しずつ出し合った

金で、毎年数人ずつ

選ばれた者が

順番に参宮するという

方法がとられたこと。

これが全国規模に

なって国家経済に

大きな影響を与えた

こと。

さらに、この参宮の

風習が各地の文化の

融合を生み出して

国民文化に多大な影響

を及ぼしたことが

語られています。

ここで、「文化の融合」

の例を一つあげます。

伊勢には「伊勢音頭」

という民謡がありますが、

それが参宮者によって

故郷に持ち帰えられて、

各地でアレンジされて

伝わっています。

例えば、愛媛県西条市

では「西条だんじり」

の際に「伊勢音頭」が

歌われます。

この交流の歴史を、

皇學館大学・大学生

テレビ局の学生が

ケーブルテレビの番組

として作成しました。

「伊勢音頭・時を越え

海を越え愛媛県西条まつり」

という題で

YouTube で見ることが

できます。

七 農業

第七章では、農業と

神道との関係が説明

されています。

ここでは、日本の国名、

神道の神名や祭祀など

と関連させて、稲作

との関係が強調されて

います。

古来我が国を指して、

「葦原千五百秋瑞穂国

と称し、

実り多い五穀の国、

豊かな水田の国である

ことを示す言葉をもって

美称したのである。

すなわち、古くから

農をもって国の本と

する国である。

農民は田を耕す族やから

すなわち田族(たから)

である。

これに「大御おおみ」

の語を加えて大御田族

(おおみたから)と称し、

農民を尊重する思想を

示す。一方、貴重品、

すなわち宝物を表す言葉

「タカラ」は田族(たから)

に由来するものであり、

農民と貴重品とを同じ語

で言い表したことは、

やはり農民を尊重する

精神から出たものである。」

崇神天皇や継体天皇が

農業を奨励したことを述べ、

古来、朝廷が行わせた

神事の大部分が農事に関係

していることを神事の祝詞

を引用して説明しています。

さらに、天皇の即位の

際の大嘗祭や、伊勢神宮

の神嘗祭がいずれも

農業とその収穫に深く

関わる祭儀であることを

語り、

祝詞に現れる御歳(みとし)

神や大歳(おおとし)神の

と称する神は、いずれも

農業神であるとして、

その神を祀る神社名を

列挙しています。

また、保食(うけもち)神

稲倉(いなくら)魂

(たまの)神

あるいは宇迦之(うかの)

御魂(みたま)神

と呼ばれる農業神を祀って

いるのが稲荷神社で、

この神社が全国津々浦々

に存在していると述べて

います。

続きは次回だ

今日はこのくらいにしといたる

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