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次のように続けるんじゃ

どうも村田です

初代の神武天皇が

即位第四年に鳥見山

で霊時を立てて

天祖の祭りを行われた

際の勅語を例にあげて

います。

そして、

次のように続けます。

「この報本反始の誠で

ある祖先崇拝は、同時

に孝道の延長でもある。

すなわち、生前の父祖

に尽くした孝を、その

死後にも延長し、

さらにまだ見たことも

ない祖先の霊位にまで

及ぼすのである。

文明が進むにつれて、

祖先崇拝がより遠い祖先

にまで遡るようになる

ことは、

社会学者や宗教学者に

よってすでに指摘されて

いるところである。」

この当たりから、

「祖先崇拝」と具体的な

徳目との関係が語られ

はじめます。

「祖先崇拝は敬虔と

謙譲の徳を表現する

ものである。

すべての崇拝、すべての

宗教的信仰は、この敬虔

の徳を基礎として成立

している。」

祖先崇拝は、

「その他のさまざまな

国民道徳の源泉とも

なっている。

一族・一家の融和を助け、

それがひいては愛国心の

源泉となり、

国民の誠実で情に厚い

性質を育て、国民の

廉恥心を強める」

「我が国における

祖先崇拝には一家のそれと、

一氏族のそれと、一国の

それとの 三種類がある。

一家の融和は、その

血縁から生まれる

自然の愛情に基づく

ものであるから、

必ずしも他の力を借りる

必要はない。しかし

家の祖先に対して

家族全体で共同して奉仕

することは、その一家の

一体感にどれほど強い力を

与えるだろうか。」

「氏族の場合には、その

氏族の祖先という観念が、

その一族に属する

各家族に与える一体感の

意義は、さらにいっそう

大きなものになると

言わなければならない。

なぜなら、氏族は同じ

血統から派生したもの

であるとはいえ、

その相互の関係は一家族

ほど近いものではない

からである。したがって、

一年に一度あるいは数回、

氏長者に率いられて

その氏族の人々が共同の

祖先の霊前で厳粛な

祭りを行うことは、その

氏族の一体感に新しい

生命を吹き込むものであり、

その効果は極めて著しい

ものであると思う。」

さらに「国家」について。

「国家の共同祖先は、

我が国の場合は言う

までもなく皇祖皇宗である。

この氏族の祖先崇拝は、

そのまま国家全体へと広がり、

国民全体が

国家的な祖先として

仰ぐ皇祖への崇拝となる。

さらに、それは

皇祖皇宗の後裔であられる

皇室への忠誠となる。

この皇室への忠誠が、

国民全体の一体意識を

支える強い絆となって、

ここに特有の

我が国体が大成され、

君民一体・忠孝一本

という国柄の基礎となり、

国民の愛国心の源と

なるのである。まことに、

日本の特有の道徳である

忠も孝も祖先崇拝と深い

関係を持っており、

とりわけ忠孝一本という

考えに至っては、

この祖先崇拝と切り

離しては、到底十分に

理解することはでき

ないのである。」

ここで、当時、我国

独特の観念とされた

「忠孝一本」について

解説します。

この観念がなぜ特別か

というと、中国に

おいては「忠」と「孝」

はまったく別ものだから

です。

「孝」というのは親を

中心とした自分が属する

血族に対する忠誠心で、

これは誰でもが

持つべき徳目です。

ところが

「忠」は、自分を官僚に

引き上げてくれた皇帝に

対する忠誠心で、

エリートの科挙官僚のみ

に求められるものでした。

したがって、国家全体、

国民全体を家族と捉え、

天皇をその家長とする

感覚がなければ、

「孝」と「忠」とは

一致しようがないわけ

です。

さて、清原は

「祖先崇拝は国民の誠実

で情に厚い性質を養う

ものである。」といい、

「祖先の道を尊重する

精神こそが、軽薄な

急進主義の陥りやすい

弊害から人を免れさせる

所以である」

とも述べています。

これは、大正末年という

時代状況を踏まえての

言葉でしょう。

さらに、

「廉恥心と祖先崇拝の信念」

との関係を語りはじめます。

「祖先崇拝を信ずるもの

にとっては、我と

いうものは単独で独立した

「吾」ではなく、

祖孫一体の中の一つの

分子に過ぎない。

したがって、自分の栄誉

や恥辱は、単に我が身

一個の栄辱にとどまらず、

やがて祖先の栄辱となり、

また将来自分を祖先と

仰ぐべき子孫の栄辱である。

大いに自らを慎ま

なければならない

所以である。」

こう述べて、大伴家持

の歌を引用しています。

続きは次回です

今日はこのくらいにしといたる

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