Share

  • Add this entry to Hatena Bookmark

動きなんじゃ

どうも村田です

概念というのは

いつも変化するので、

宗教という概念は

その後そこに固定

しないで拡大して

いくわけなのだ

これは加藤玄智の

説明なのだけれど、

20世紀、

明治33年以降だけれど、

宗教という存在を

できるだけ広く

捉えようとする宗教学

という学問が入って

くるわけなのだ。

「あれも宗教これも宗教」

というふうにすること

によって、その学問が

入ってくる

ことによって、国民

大衆の人もそれが

だんだん広がっていって、

宗教の捉える範囲、

含む範囲が大きく

なっていくわけなのだ。

国民の側の宗教の

認識が広がって

いったにもかかわらず、

政府の方はどう

だったかというと、

神祇官興復運動を

受けて

神社と宗教を

ようやく官制上区別

したのが明治33年

だったわけなのだ。

つまり制度上は

宗教と神社が別に

なったころに、

国民の意識と

しては神社はもう

宗教と捉える感覚が

広がっていくという、

ここに大きな

ずれが生じて

いったわけなのだ。

そこに今に残る

神社非宗教論に

対する違和感

みたいなものが

あるわけだけれど、

もう1つは、つまり

「宗教概念が変化するんだ」

ということ理解しない

まま説明してきたのが、

今までの戦後における

神社非宗教論の位置

付け論だったのだ。

もう1つは、実は

神社非宗教論というと、

何か

「神社を防衛するため

の議論。正当化するため

の議論」に見えるけれど、

実は違うのだ。

その時々によって

その意味が正反対に

なってしまうのだ。

神社に不利になったり、

あるいは浄土真宗や

キリスト教に有利に

なったり、

いろいろしている

わけなのだ。

まず、そもそも最初に

神社非宗教論を唱えた

のはどこだったかと

いえば、

大教院分離運動に

おいて浄土真宗が

神社非宗教論を唱える

わけなのだ。

「本来、非宗教である

神道を宗教化すべきでは

ない。だから、

そんなんで造化三神とか

拝ませるべきではないし、

宗教にするなら国民に

押し付けるべきではない」

ということなのだ。

だから神社非宗教論と

いうか、それにしても、

「天照大御神は先祖と

してだったら認めますよ」

ということなのだ。

つまり、この時の

最初に唱えられた

神社非宗教論とは、

浄土真宗の立場を正当化

するためのものであって、

逆にその時の神社界は、

それに賛成しないで

「いや、神道はもっと

大きな宗教です」

というような神道宗教論

を唱えていたのだ。

次に起きた祭神論争でも、

浄土真宗が

「神道は宗教じゃないん

だから、布教や葬儀を

やめさせろ」

というふうに言って、

この時も神社界は

神道宗教論の立場に

立ってそれと対峙

(たいじ)するのだ

けれど、

結局浄土真宗の主張が

通って官国幣社や神官の

布教と葬儀が禁止される

ということになったのだ。

そこまで追い込まれたなら、

「もう分かりました。

もう神社を宗教という

ことができないんだったら、

神社を非宗教という立場

を受け入れます。だったら

神社は非宗教なんだから、

政府が特別扱いしても

問題ないですよね」

というふうに逆手に

取ったのが

神祇官興復運動だった

わけなのだ。

これが功を奏して

宗教局と神社局が分離

されるというところ

までいって、

「神社は非宗教」

が政府の公式見解になって、

その結果として

官国幣社国庫共進金制度

や府県社以下神社の神饌

幣帛(しんせんへいはく)

料共進制度ということで、

「神社が国家の宗祀

(そうし)であり、

非宗教的な国家の宗祀

(そうし)である」

ということが認められて

いくということになる

わけなのだ。

神社問題でも、この

神社非宗教の立場は

堅持されていくわけ

なのだ。

そうすると、今度は

神社問題発生した時に、

浄土真宗やキリスト教

側から

「宗教じゃないから

参拝させるなら宗教的

要素を除け」

と言われるのだ。

今度はまた、浄土真宗

はキリスト教の主張を

正当化する論理として

神社非宗教論というのは

使われていくわけなのだ。

その結果として

神社が追い込まれて、

「神社の改革を

しなきゃならない。

神社の勢力が衰えていく」

というのが、

昭和初期までの動き

なのだ。

続きは次回だ

今日はこのくらいにしといたる

Share

  • Add this entry to Hatena Bookmark

Follow Me