どうも村田です

反論を、『神社新報』、
その後に『諸君!』
に書いて、
それが出た時に
紀子様がご懐妊された
のだ。
本当にドラマチックで
そういう状況で、しばらく
それだったのだが、
そのうち田中先生の影響を
小林よしのりさんが受けて、
女系論を展開するように
なって、
たまたま「チャンネル桜」
というところでみんなで
対談することがあって、
そこから私への批判が始まって、
結局小林さんとやり合うことに
なったということなのだ。
小林よしのり氏(漫画家)
そして
「気が付いたら最前線へ」
ということで
いつの間にかという感じで
何せあの当時小林さんの
影響力の大きさたるや
すさまじかったのだ
あれというのは、要するに
言論人は勝てないのだ。
なぜ勝てないかというと、
乗ってくれる雑誌が大体
論争というのは、往復
1~2回なのだ。しかも活字
なのだ
しかし、彼の場合は隔週の
マンガでいくらでも描けて、
マンガでいくらでも印象操作が
できるので、普通はやれないのだ。
ところが、彼が敵にして
しまったのがスカパーだった
ので、
地上波と違ってずっと映像
が残るのだ。
そうするとそういう顔で
言ったのかとか、
「あそこの何スクロールの
何秒目を見てください」
とやれば、
マンガと対比でやれるのだ
証拠がきちんと残っていて
説得力もあるということなのだ。
マンガとスカパーという
異種格闘技戦になって、
スピードはマンガに勝るのだ。
ずっと残り、そういう意味
ではすごく有利なというか、
面白い形で論争ができたのだ。
こういう形の論争というのは
ないのではないだろうか。
いまだに残っているので、
若かりしころの映像だから、
今でも見る人がいると思うと
恥ずかしいのだ。
それでは、皇統問題について
伺っていきたいのだ。
それでは、
「皇位継承について」
ということで話しさせていた
だくのだ。
皇位継承というと、簡単に
言うと世襲というのが1つの
基本的なキーの概念なのだ。
しかし、世襲というのは
2種類の考え方と、それに
従った受け継がれるもの
というのが違っているわけ
なのだ。
世襲で受け継がれるものの
1つは、祖先のお祭り、
祭祀(さいし)なのだ。
これは「氏」という父系、
男系による繋がりを核とする
団体によって受け継がれて
いくというものなのだ。
もう1つは財産や職業で
これは家という夫婦を団結の
核とする集団によって受け
継がれていくのだ。
1番の古代の観念に基づく
純粋な父系によるお祭りの
継承というのは、
実はもう神社などでも
行われていなくて、皇室と
出雲大社だけぐらいなのだ。
だから、国との関係性が
あるのはもう皇室だけ
ということなのだ。
これが皇位継承の実は最終的な
よりどころなのだ。
この世襲に関しての2つの
観念なのだが、まず
日本国憲法の第2条は
「皇位は、世襲のものであって、
国会が議決した皇室典範の
定めるところにより、これを
継承する。」
と書いているけれど、それでは
日本国憲法の言う世襲とは
何かということを解説している
のが
皇室典範の第1条で
「皇位は、皇統の属する
男系の男子が、これを継承
する。」としているのだ。
つまり、
「憲法に言うところの世襲
というのは父系による継承です。
氏の継承です」
ということを言っている
わけなのだ。
ところが、もう一方の家の
継承の方なのだが、それは
『広辞苑』という一般の
辞書の中で
一番大きいものの中で世襲と
引くと
「その家の地位・財産・職業など
を嫡系の子孫が代々うけつぐこと」
となっているのだ。
つまり、こちらの場合は男女に
関わりなく、子供がそれを
継承していけばいいということ
なのだ。
財産と職業はそれによって
継承されるという感じなのだ。
この2つというのは一緒くたに
考えてしまいがちなのだ。
そもそも父系による継承が
皇室と出雲だけということ
になると、
ほとんどの人は家の継承で
世襲を考えているということ
になるのだ。
この場合、まず最初に正して
おかなければいけないのが、
「父系継承は男女差別だ」
という意見があるが、実は
これは間違いなのだ。
逆に、父系継承は何を排除
しているかというと、男性
なのだ。
「実は」というところが皆
分かっていない方が多いので
解説すると、
これは皇室典範の男子という
言葉に引っかかってしまって、
「皇統に属する男系の」
という重大な制限を見落として
しまっているわけなのだ。
続きは次回だ
今日はこのくらいにしといたる

