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誓いを立てに行く場所なんじゃ

どうも村田です

ぜひ注目してほしい

という点を聞きたいのだ

違いというのは難しい

のだが、まさに多神教で

八百万(やおよろず)

だから、

それこそ今の宗教格で

言うと8万の神社があって、

それぞれの個性が

あるのだ。

そこを統一化せずに

今日(こんにち)に

来ているというところに

神社の良さがあるし、

実は優劣も神社という

ところはあまりつけない

のだ。

「ここの方が社格が高い」

とか「低い」などと

言うのだが、

実は本来はそういう

ものはないのだ。

伊勢神宮というのは

特別な神様とされていて、

日本神話をご覧になると

分かるけれど、

天照大神

(あまてらすおおみかみ)

は世の中のことが

嫌になってお隠れに

なられるわけなのだ。

「元祖引きこもり」

と言うのだが、あまり

言うと先輩に怒られる

のだ。

要は、全知全能の神が

いないわけなのだ。

パーフェクトな神様が

いないというのは

日本の神様の特徴で、

やはり弱さもあるし、

わがままさもあるし、

日本神話の世界では、

そういう非常に人間的な

ものがつづられている

けれど、

それぞれの個性があるので、

なかなかそこは言いにくい

かなという感じはあるのだ。

「ここを見てほしい」

というか、

神社界で怒られるかも

しれないが、私は神主の

家に生まれて、

親父に言われたのは、

「神主のせがれは神様に

お願い事をしちゃいかん」

というふうに言われて

育ったのだ。

神様の前は誓いを立てる

所だ、つまり腹を決める

所だということなのだ。

もともとの本質は

「誓いを立てて、それが

成就したらお礼に行け。

失敗したら謝りに行け」

というところだと思うのだ

「神様怖い」と繋がり

人間は弱いから、ついつい

現世御利益的なものを

求めたがるが

しかし、これは神主だけ

ではなく、かつての日本人

というのはそうだったと

思うのだが、

やはり弱いからすがり

たくなるのだが、本来の

姿はきちっと、

自分の中で覚悟を決めて、

神の前で祈りをささげ、

成功したら

「ありがとうございました」、

失敗したら

「申し訳ございませんでした」

と、こういう対峙(たいじ)

の仕方が正しいのだろうな

とおもうのだ。

それは別に宗像大社に

限らず、やはり今は特に

男は弱々しくなっているから、

やはり覚悟を決める時

には神社に行って、神様に

見届けてもらうために

神と向き合うという、

そういうスタイルを

もう1回取り戻すというか、

そういうことはやって

ほしいなという感じが

するのだ。

めちゃくちゃ背筋が

伸びる話なのだ。

「私利私欲の頼みごとを

するだけじゃダメ」

ということはよく聞く話

だが、そもそもお願いを

しに行くところではなくて、

誓いを立てに行く場所

だったのだ。

子供の時にそう教わった

ので、それは当たり前の

ように思っていたけれど、

やはりこういうことは

意外とみんな知らないので

そういう神様との対峙

(たいじ)の仕方という

ことも、

改めて認識してもらったら

どうかなという感じがする

のだ。

本当に明日からのお祈り

の仕方が変わるような

言葉なのだ。

とても重い、いい意味での

刺激をいただいたのだ。

祈りという言葉を

別の字で書くとすれば、

自分の意思を宣(の)る、

「宣誓」の「宣」と書いて、

神様に宣言するという

字もあるというのは

聞いたことがあったが、

今回のお話を伺って

「なるほどな。神様に

誓いを立てる場で、

相手が神様だからこそ、

いい加減にはできません

よね。自分がこうしたい

んだ。こうするという

決意がより強いものに

なると思うし、だから

こそそれが達成できなければ、

自分の努力が足りなかった

として深く深く自らを省み

ないといけない。

そして次のステップと

して実現させるためには

どうしたらいいかという

ことを考えていく

ということに繋がるな」

と思うのだ

エアーズロックの話も

びっくりしたのだ。

宗像が世界遺産になるか

ならないかという時に、

世界的に価値あるもの

として

認められるのは喜ばしい

ことではあるけれども、

何かそういう外来の

価値観にいい意味で

レッテルを貼って

もらわないといけない

という在り方に疑問を

感じていた面もあるのだ。

続きは次回だ

今日はこのくらいにしといたる

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