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常若なんじゃ

どうも村田です

さまざまな分野の

方が集って来られる

のだ

地元の漁協の組合長さん

とか海女さん、高校生に

はじまり、

全国、それから時には

海外からのマスコミの人

もそうだし、研究者、

学者さん、

いろいろな仕事の方が、

いろいろな切り口で環境に

関わって、

この会議の場で現状を

報告し合い、

「じゃあ、この先

どうしていったらいい

だろうか」

ということで、知恵を出し

合っているのだ。

ある年に「SDGs」

という言葉が国連発で

提案されて、

日本人の意識にもだんだん

上り始めるようになり

そんな時期に参加者の

1人から、

「SDGsもいいんだけれども、

日本には『常若(とこわか)』

という思想があるじゃないか」

と言われたのだ。

「常に若い」と書いて

「常若(とこわか)」

という言葉が、

神道の世界ではまあまあ有名

な言葉なのだが、一般的には

あまりなじみがない方が多い

かと思うのだ。

これは

「常に若々しくて持続可能

なこと」を指していて、

一番分かりやすい具体例を

挙げると、

伊勢神宮だと思うのだ。

伊勢の神宮である伊勢神宮は、

20年ごとに御社殿も衣服も

宝物もすべて新しいものに

つくり直して、

神様はお隣の御社殿に

お移りいただくのだ。

20年というとまだ使える

ものなので、

「もったいない」

と思われる方もいるかと思う

のだが、そこはご安心ください。

例えば木材であったら、

全国の必要とされている

お宮に分けたりして、

リサイクルされているのだ。

20年ごとに同じことを

繰り返すことによって、

職人さんの技術がきちんと

受け継がれることにも

繋がっているのだ。

こういった式年遷宮と

いうのは、天智天皇の

発意で、持統天皇の時代に

始められたのだ。

1,300年以上経っているのだが、

そんなお祭りがいまだに続いて

いるというところが、まさに

持続可能なのだ。

また、神様が宿る場所という

ことでは、ギリシャの

パルテノン神殿なども神様が

宿る場所であったわけだが、

あちらは石でできていて今

では廃虚になってしまっている、

もうすでに神様が宿る場所

ではなくなっているのとは、

とても対照的だなというふうに

思っているのだ。

SDGsというのは国連発の

言葉なのだ

けれど、今ではカラフルな

バッジを付けている人も増えて、

何となくファッション化

している感があるのだが

「そもそも国連って

どういう組織だっけ?」

と考えると、戦勝国、連合国の

集まりからスタートしているのだ。

あまり赤裸々に言うのも

どうかと思うが、彼らにとって

都合のいい国際的な枠組みを

つくるためにできた

そして継続している組織と

言っても決して間違いでは

ないと思うのだ。

そういった組織なので、

日本人は少し平和の殿堂

みたいな認識をしている

人が多いかと思うのだが、実態

としては彼らがこれからお金を

もうけていくために都合の

いいことを発信しているかも

しれない

という認識も大事なのでは

ないだろうか。

だから、SDGsと掲げられている

持続可能な開発目標というのは

いろいろあるけれど、

その中にある、例えば

「海の豊かさを守ろう」

であるとか、

「陸の豊かさを守ろう」

なんていうことは、わざわざ

SDGsを持ち出さなくても、

日本人が長い間ずっと受け

継いできた自然観とか価値観

を取り戻せば、

その方がずっと奥深くて、

意義の深いことなのでは

ないかと思うのだ。

むしろ、常若(とこわか)

という言葉をこの宗像国際環境

会議から日本中に発信して、

ひいては世界にも発信して、

かつてワンガリ・マータイさん

が日本の

「もったいない」

という言葉に感動して

世界に広めてくれたように、

「常若(とこわか)

という思想を世界的に広めて

いこうよ」

ということになったのだ。

以来、自分のできるツールを

使って、この常若(とこわか)

という言葉を発信させて

いただいているのだ。

今回宗像大社を訪れたのだが、

なぜその日だったかというと、

葦津宮司さんから

「12月18日にはとても珍しい

お祭りがあるよ。古式祭と

鎮火祭というお祭りなんだけど、

多分ほかのお宮では

やっていない、そして

とても歴史のあるお祭り

だからどうですか?」

というふうに声を掛けて

いただいたことも1つの

きっかけだったのだ。

続きは次回だ

今日はこのくらいにしといたる

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