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自前が必要なんじゃ

どうも村田です

「レーニンは

知ってるのか」

ということを

聞いたのではなく、

問わず語りに話された

ということで、

こういうエピソードを、

「革命は明石のおかげだ」

というレーニンの伝言を

聞いている話を

ご子息の方が聞いている

から、レーニンと会って

レーニンを支援した

という事実もあったと

考えられるのだ。

もう1つ成功した背景に、

インテリジェンス大国

のイギリスの支援が

あったということを指摘

したいと思うのだ。

彼が書いた手記

『落花流水』

でもこう書いてあるのだ。

「重要なことは、現代

でいう大使に当たる、

駐英公使の林董(ただす)

にはかった」と、

林さんというのは、

日英同盟を成立させた

非常に重要な仕事を

された外交官だったが、

これは日露戦争の時も、

重要なことを明石と

手助けをしたということ

なのだ。

ということは、明石工作

には林公使と、それから

駐英武官の宇都宮太郎も

関わっていたと書いている

から、

彼らを通じてイギリスも

側面支援していたのだろう

ということが言えると

思うのだ。

その1つの根拠として、

これはイギリスの伝説の

スパイなのだが

エース・オブ・スパイで

007のモデルとなった

シドニー・ライリーという

伝説のインテリジェンス

オフィサーだが

ジェームス・ボンドの

モデルの1人なのだ。

これが、開戦前の

ペテルブルクで出会い

彼の知遇を得て、

どうもイギリス流の

やり方というのを

学んだと言われているのだ。

明石の依頼によって、

このシドニー・ライリー

は満州へ行き、

のちに旅順閉塞作戦を

行う旅順港の旅順に潜入

して、

旅順港の地図とか

203高地の要塞の図面とか、

そういうものを貿易商に

偽装して入手して明石に

渡しているのだ。

おそらく表に出ている

のはこれだけなのだが、

もっと彼が関わっている

と思うのだ。

というのは、この

シドニー・ライリー

というのは日露戦争の後、

ペルシアというかイラン

に行き、その後

ブリティッシュ・

ペトロリアム、

BPというイギリスの

国策石油会社をつくる

もとになったり、

世界中でイギリスの

ために秘密工作に携わり

最後はロシア革命で

反革命派として潜入

していたところ、

ロシアでボリシェビキ

に捕まって

非業の死を遂げるのだが、

イギリスではほぼ多くの

インテリジェンスに

関わった人が知っている

という伝説のスパイなのだ。

彼と明石が関わった

ということは、おそらく

当時の最新のイギリスの

インテリジェンスを

伝授してもらったのでは

ないかなと考えているのだ。

最後に、現代への教訓は

何かということを書きたい

と思うのだ。

改めてインテリジェンス

の重要性を、この

明石工作から考えて

いかなければいけない

のではないかなと思うのだ。

それは、軍事力を

腕力とすれば、

諜報(ちょうほう)力

というのは五感なのだ。

目や耳なのだ。

核ミサイルや空母などの

腕力の強化が困難であれば、

核を持つことが困難で

あれば、

ウサギの長い耳、

あるいは麻薬探知犬の

嗅覚のような五感である

インテリジェンスの力を

まず磨くべきでは

ないかなというように

思うわけなのだ。

なぜなら

インテリジェンスで

ロシア内部をかく乱

させて日露戦争を勝利に

導いた陰の立役者、

明石元二郎の生き方こそ、

現代に参考になるのでは

ないかなと思うのだ。

なぜなら米中対立時代

の現代に、こういう

米中の大国に対抗する

ためには、

今こそ自前の独立した

インテリジェンスが

必要なのだ。

米中が対立していて、

トランプ大統領は、

中国を最大の脅威

として挙げているが、

米中が途中で手を握る

可能性だってあるのだ。

そういった可能性、

あるいはそういった

タイミングをやはり

日本は見抜いていかない

と生き残れないと思うのだ。

ニクソンショック、

キッシンジャーは

日本の頭越しに中国と

国交回復したことを

やはり忘れてはならない

と思うのだ。

米中が対決姿勢を

しているからこそ、

日本は今、その米中の

動きを逐一把握して、

いつ何時状況が変わっても

いいように準備をして

おかなければいけない、

そのためには独自の自前

のインテリジェンスが

必要だと思うのだ。

そのためには、歴史に

残る大諜報(ちょうほう)

を成し遂げた

明石の生き方を

学びたいというふうに

思うのだ。

続きは次回だ

今日はこのくらいにしといたる

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