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お手本なんじゃ

どうも村田です

今、冷戦が終わって、

冷戦後の現代、

プーチンが率いる

ロシアは、

世界で徹底した影響工作、

選挙に対する影響工作や、

それから浸透工作の謀略

を仕掛けているのだ。

おそらく明石工作で

やられた相当の思いが

現在のプーチン、ロシア

に引き継がれていると、

そういうような感じが

しているのだ。

それぐらい、逆に言えば、

明石が行ったことは

インパクトがあった

と言えると思うのだ

では、明石がどういう

ようにこのような

インテリジェンス

オフィサーになったのか、

それに至るまでに

問題や障害、そして

どんな苦悩があったのか

というような点を少し

見ていきたいと思うのだ

非常に明石さんは、

語学の際立った才能が

あったのだ。

明治の

インテリジェンス

オフィサーは一様に、

昭和、平成、令和の

われわれよりも、語学

ということに対して

真摯に取り組んで、

何ヶ国語も習得されて

いるのだが、明石さんも

その1人なのだ。

ドイツ語、フランス語、

ロシア語、それから

英語もできたということ

なのだ。

もともと福岡県で

生まれたわけなのだが、

幼くしてお父さんを

亡くして、兄と母親の

手で育てられたよう

なのだ。

陸軍士官学校に入って

軍人の道を歩むのだが、

徐々に語学の才能を発揮

して、

どうして

インテリジェンスに

入ったかというと、

陸大を卒業した翌年に、

参謀本部の配属になった

のだが、

そこで日本の諜報

(ちょうほう)の父

とされる川上操六に

出会って見いだされるのだ

そこで

インテリジェンスの

いろはをたたき込まれた

のだ。

おそらく本人は最初から

希望したわけではなかった

かなと思うのだ。

しかし、国家のために、

国のために尽くすことで、

情報将校、情報畑を歩む

ようになった言われて

いるのだ。

川上から命じられたのが、

「フィリピンに行け」

ということだったのだ。

当時はフィリピンを

めぐってアメリカと

スペインが戦争というか、

対立していたのだ。

もともとスペイン領

だったのだが、スペイン

からアメリカは

フィリピンの領土を

奪おうとして、

そういったせめぎ合いの

中で送り込まれたわけなのだ。

フィリピンの指導者

アギナルドという人物は、

当時の新聞に

「スペインからの独立を

助けてくれるアメリカを

援助しよう」と、

そういうふうに多くの

市民に訴えたのだ。

アメリカの援助を

求めようということで

フィリピンの指導者は

アメリカに向いていた

のだが、

ところがスペインとの

戦争に勝ったアメリカは、

勝利した後、

スペインと同様に

フィリピンを植民地に

しようということで

圧政を敷いたのだ。

その時に日本は反米の

独立軍を支援すべく

義勇軍を送る動きが

あったようなのだ。

その背景には参謀本部が

国内をかく乱させて

アメリカの支配を転覆

させる、

そういった目論見が

あったようなのだ。

日本もやはり

アメリカにやすやすと、

指をくわえて

フィリピンが植民地に

なるということをよしと

しなかったのかもしれない

のだ。

その方法として、

アメリカの支配に対し

フィリピンの独立派を

支援して、

そして国内をかく乱させて、

アメリカの支配を転覆

させよう、

そういった動きを

参謀本部で考えて、

現地で明石はやろうと

したわけなのだ。

このアメリカの姿勢に

抵抗する人民の独立を

支援するという方法、

これが後のロシアの

転覆工作の原点になった

のではないかというふうに

言われているのだ。

人民を本当に助けよう

と考えて、本心からの

親切心、

そして誠実さがあった

のではないかなと思うのだ。

その後、帝政ロシアでも、

正直言って革命派と

独立派というのは

四分五裂してなかなか

1本化しなかったのだ。

それぞれがそれぞれの

主張をして合従連衡する

ことがなかったのだ。

その個性の強い革命家

や独立派を1つにまとめる、

そういう志士たちの

心を捉えることができた、

信頼と尊敬を得ることが

できて、

反ロ運動を1つに

まとめることができた

というのが、

やはり今でも明石工作が

お手本だと言われる

ゆえんだというふうに

思うのだ。

続きは次回だ

今日はこのくらいにしといたる

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