どうも村田です

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この事件は大変奇妙な
事件で、その会合がある
という日にちは分かった
のだが、
どこでやるかということ
については、結局
古高俊太郎は白状して
いないのだ。
自供していないのだ。
これは多分知らなかった
からだろうと言われている
のだが、では、
なぜ会合があるにも
かかわらず、その場所を
古高俊太郎に教えなかった
のかというような
疑問もあるのだが、
とにかく、そういうことが
分かり、その日新撰組は
会津藩に対し、
そのためには援軍を
出してほしいと、要するに
部隊を出してほしいと言うのだ。
池田屋を包囲するような
部隊を出してほしいという
連絡をして、そして探索に
乗り出すわけなのだ。
その時に、新撰組の隊内で
もって実際に働けるのは
30人しかいなかったと
言われているのだ。
留守番も必要だし、
それから病気だった人や、
出かけていた人もいると
思うのだ。
実際には100人ぐらいの
人たちがいたはずなのだが、
かなり病人が多かった
という話があり、
30人ぐらいしか動く人間が
いなくて、そのうち10人を
近藤勇(いさみ)が率いて、
もう20人を土方歳三が
率いたのだ。
これもまた、何で10人と
20人なのかという議論も
あるのだが、
どうも鴨川の東側のところ
が怪しいのではないか
ということで、20人を
土方隊に割いたと言われて
るのだ。
そして近藤は10人でもって
今度は鴨川の西側をずっと
探索していくわけなのだ。
その探索していく中で
池田屋が浮かび上がって、
池田に浪士たちが集まって
いることを突き止め
そしてその池田屋に
乗り込むのだが、その時に
東側を探索していた土方隊に、
では一体誰が連絡したのか
ということが問題になるのだが、
それもまだ実は分かって
いないのだ。
いろいろな不明なことが
あるのだが、会津藩に
出動の要請もしていたのだが、
待てど暮らせど会津は
来ないのだ。
しょせん浪士と同士の
戦いで事件が起こって
斬り死にしたということに
してしまえば、
会津藩としては責任を
取る必要はないから、
出動が遅れたのかも
しれないし、
様子を見ていたのかも
しれないが、会津藩も
町奉行所も誰も来ないのだ。
そういう中でもって、
30人ぐらいいた池田屋の
浪士たちに対して、
近藤勇(いさみ)はわずか10人
の手勢でもって入り込んだ
ということなのだ。
池田屋の木戸をどんどんと
たたき開けさせると、
この時に近藤が言ったのは
こういう言葉なのだ。
「御用改めである。手向かい
いたすによっては切り捨てる」
と、こういったわけなのだ。
店の者が驚いて、2階に向かって
「御用改めでございます」
と言って、その瞬間に何を
しに来たかが分かるのだ。
そこでみんな刀をとって
切り結ぶのだが、とにかく
30人ぐらいるから、
それに対して斬り込んだ
のは10人だが、10人のうち
中庭と、表と裏とに2人ずつ
配置して、
どうせ逃げらるから、逃げる
ときに京都の町というのは
こちらに鴨川があって、
2階建てになっているその
屋根に上がって、あるいは
屋根の横から隣の屋根に
上って、
そして下に飛び降りる
ことができるのだ。
さらに鴨川伝いでもって
逃げることもできるから、
中庭と、それから表側と
裏側に2ずつの6人置き、
斬り込んだのはたった
4人なのだ。
30人に対して4人
で斬り込んだわけなのだ。
この時に斬り込んだのは
近藤勇(いさみ)、
それから沖田総司、
永倉新八、そして
藤堂平助と、この4人なのだ
この4人が必死に
斬り込みをかけたのだ。
30分ぐらいしたところで、
場所は特定されて連絡が
ついたのだろう
土方隊が到着するのだが、
この4人でもって30人に
斬り込んだうち、最初に
藤堂がみけんを切られたのだ。
みけんが切られると血が
目に入るから、目が
見えなくなって離脱する
のだ。
沖田総司はドラマでも
映画でも出てくるけれど、
そこで喀血をするのだ。
彼は結核になっていたから
喀血をして、これも離脱
するのだ。
そこで近藤勇(いさみ)
と永倉新八の2人だけで
もってその30人近い敵と
渡り合ったのだ。
その中には逃げ始めている
ものもいたけれど、大変な
激戦をして、
実はその永倉も近藤も
全然手傷を負わずに
終わるのだ。
そこへ土方隊が到着して、
敵はというか、浪士は
あらかた討ち取られるのだ。
討ち取られたり、逃げたり、
それから捕縛されたりするのだ。
大体10人ぐらい捕縛された
と思うのだ。
浪士側で討ち死にした
のが吉岡庄助、石川潤次郎
北添佶磨(きつま)、
宮部鼎蔵(ていぞう)、
大高又次郎が討ち死にしたのだ。
それから吉田松陰の
養子だった吉田稔麿、
それから土佐勤皇党で
坂本龍馬の友人であった
望月亀弥太、
こういう人も死んだり
けがをしたりして、最後は
死んでしまったのだ。
続きは次回だ
今日はこのくらいにしといたる