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実情なんじゃ

どうも村田です

1972年の「日中国交正常化」は、

一般論として田中角栄内閣、

つまり自由民主党の主導で

行ったと、歴史上は評価されて

いるのだ

しかしそれは表向きの話で、

実際は裏で公明党が段取りを

していたのだ


自民党と公明党が連立を組んだのは

1999年のことだから、まだ公明党が

野党の時代なのだ


竹入義勝委員長の時のことで

つまり、さかのぼること自民党と

公明党の連立政権ができるはるか以前、

田中政権が誕生する以前から、

公明党と中国とのつながりには

太いものがあり、

それが今日も続いているということ

なのだ

当時はどういう計画だったのか

というと、佐藤栄作内閣の次は

福田赳夫内閣が成立するであろう

という大方の予測があったのだ。

当時、福田赳夫さんは台湾との

人的交流、経済的交流、安全保障上の

交流を重要視していたのだ。

中国共産党はそれを問題視し

福田内閣が成立して日台の交流が

太いものになっては困ると、

台湾派と相対する形で中国派を

作ろうとしたのだ

その中国の計画に、白羽の矢が

立ったのが親中派の田中角栄さん

だったわけなのだ

そして、田中角栄さんと親台派の

福田赳夫さんで総裁選をやり、

親中派の田中さんが勝って

田中内閣が成立したのだ。

その延長線上に日中国交正常化が

実現したということなのだ

田中内閣当時のいろいろな

記録文書を読むと、当時、

田中角栄さん本人は、

何が何でも中国と国交正常化を

することが大事だと考えていた人

ではないのだ

あくまでも、中国が白羽の矢を

立てたという流れなのだ

当時、中国はまだODA、つまり

日本の国民の皆の税金を使った

開発援助を受ける側で、都合の

いいところで発展途上国という

言い方をしていたのだ。

最終的には、ここに2兆円規模のお金が

投入されたのだ

水道や高速道路、地下鉄など、日本には

当たり前にあるものが中国にはなかった

のだ

その公共事業を中国でやらなければ

いけないということで、

「日本がお金を出しますよ。

日本がお金を貸しますよ」と、

日本の公共事業のゼネコンが現地に

行って新しい仕事を取ってくるわけ

なのだ

すると、新しい雇用も生まれる、

新しい利益もできる、その新しい

利益を導いてくれたのが時の政権

であるということで、金脈政治が

始まったのだ

敵ながらあっぱれと感心している

場合ではないのだ

が、中国のいわゆる

「サイレントインベージョン」

というのは、分からないように

少しずつ物事が変わっていくのだ

最終的に、日本をいかに

中国共産党一党独裁組織が

操りやすいようにするかと、

綿密で長期的な計画を立てて

いるのだ

テレビのクイズ番組で

「この画面のどこかが

少しずつ変わります」

という問題があるが、

最初と最後を見比べればどこが

変わったかすぐに分かるけれど、

じっと見ていると分からない

のだ

少しずつ変わっていくというのは、

本当に分からないのだ

これが中国の戦略で

そして、これが今も続いているのだ

いわゆる中国のハニートラップや

マネートラップなのだ


ある時期、中国にたびたび行っていた

のだが、一緒に行った先輩から

「ホテルに入ったら、多分電話が鳴ると

思う。それは絶対に受けてはいけない。

ホテルの扉も開けてはいけない」

というアドバイスを受けたのだ。

そうしたら、本当に電話がかかってきたのだ。

要は、「そういう電話」で、

「ノーサンキュー」と断るしかないのだ。

しかし、トントンと扉が鳴るのだ。

これはなぜ開けてはいけないかというと、

もし仮に開けたとして、開けた瞬間に

写真を撮られた場合、女性が部屋に入る

瞬間なのか、出た瞬間なのかは分からない

わけなのだ

ハニートラップにもいろいろな段階が

あるのだと思うのだ

中には、日本人がよく行く中国の

カラオケバーやカラオケスナックに

行った時に、

その人が好みそうな女性のタイプを事前に

きちんと調べて、その方々が席に座ると

いうような話も聞いたことがあるのだ

ハニートラップよりも、

マネートラップの方が被害は大きいと

思うのだ

昨年、『永田町中国代理人』という

本の冒頭にも書いてあったことだが、

マネートラップにどういう形で

引っかかるかというと、

例えば「⚪︎⚪︎さんがすごくお世話に

なっている企業さんを、どうか中国に

連れて来てください。中国は世界の

工場で人件費も安いですよ。そして、

いい製品も大量に作りますよ。

いろいろな配慮もしますよ」

と勧誘されるのだ。

多くの日本企業は日本国内で製品を

作るよりも、中国に工場を作った方が

安く上がるから、みんな中国に行ったのだ。

すると、最初はものすごく儲けさせて

くれるのだ

そして、「 ⚪︎⚪︎さんがいい人たちを

中国に紹介してくれた。儲かりますよね。

それなら、その企業から献金をもらえる

ではないですか」という流れなのだ

実は、中国共産党や公明党といろいろ

厳しくて激しい意見交換をする中で、

「⚪︎⚪︎さんはそういう形でもう1回

中国にたくさんの日本企業を誘致

してください。

必ず儲けさせてあげますから、

そこから企業献金をもらったら

いいではないですか」

という提案を、随分受けたのだ。

去年も『中国人民日報』の月刊誌の誌

面で投げかけをいただき、やはり

今でもそういう形で政治家や一般企業が

中国のマネートラップに引っかかって

いるのだと思ったのだ

この誘致の最後の締めくくりには、

工場も知的財産も金融財産も資産も

みんな中国に取られて

すべてを中国に置いて帰って

来ざるを得ないようなトラップが

仕掛けられているのだ

ことごとく失敗して帰ってくることが

ほとんどなのだ

トラップに引っかかるのは政治家

だけではなく、中国に進出した企業も

かなり多くの中小企業が引っかかり、

泣く泣く引き上げてきている

というのが実情なのだ

続きは次回だ

今日はこのくらいにしといたる

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