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敵に回してしまったんじゃ

どうも村田です

アウン・サン・スーチー女史

この方はミャンマー民主化の

ヒロインなのだ

彼女は旦那さんの

マイケル・アリスさんが

死にそうになるときに、

ミャンマー政府は

「とにかく早くロンドンに

お見舞いに行きなさい」

と言ったのに彼女は

行かなかったのだ

彼女にとって

マイケル・アリスはもう

どうでもいい存在だったのだ

実は彼女には20年も

付き合っている

ミャンマー人の医者の

ボーイフレンドがいた

ということを現地の方や

日本のミャンマー専門家

からも聞いたのだ

だから、彼女は旦那なんか

どうでもよかったのだが、

この映画の中ではあたかも

ミャンマー政府が彼女を

旦那に会わせようと

しなかった

非道な軍事政権だと

いうように描かれてるのだ

そして彼女はずっと軍事政権

によって軟禁されていた

ということなのだ

彼女の住んでいる家の前を

通ると、ミャンマーの

ヤンゴンの市内にインヤ湖

という美しい湖があり、

その湖畔にある高級住宅地の

広い敷地を有する場所に

彼女の豪邸があるのだ

その周りにはイギリスと

アメリカの大使館があり、

おそらく地下でつながって

いるのではないかという

現地人もいたけれど、

そこでいろいろUK向けの

支援を受けながら暮らして

いたということなのだ

彼女はオックスフォード大学

を出てミャンマーに帰って

きてから、

いろいろなことをした後、

91年にノーベル平和賞を

受賞しているのだ

そしてオックスフォード大学

名誉フェローなどのいろいろな

タイトルを受けるわけなのだ。

世界中の一流大学で

名誉博士号をもらって

いるのだ

しかし、この方はもともと

ビルマ族ファーストの方

なのだ

ミャンマーには政府軍と対立

しているような部族がいて、

例えばシャン州のワ族、

カチン族、カレン(カイン)族、

いろいろ部族がいるわけだが、

彼女は昔からビルマ族ファーストで、

心の中ではビルマナショナリスト

なのだ

問題になっている

イスラム教徒のロヒンギャなども

大嫌いなわけなのだ

彼女はイギリスによって

連れてこられて、

第二次世界大戦が終わった後も

ラカイン州の方に住み着いて

いる人たちを

「汚いロヒンギャのやつら」、

というような感じで見ている

わけなのだ

しかし彼女がイギリスや

アメリカの言うことを

聞いているうちは、

こういうことが表に出る

ことはなかったのだ

実際に

アウン・サン・スーチーの

勉強を近代アジアのクラスで

したが、

彼女の自叙伝というものを

とにかく読まされたのだ。

とにかく彼女は美しくて

立派で素晴らしくて、という

文化大革命の礼賛のように

アウン・サン・スーチーの

ことをワーッとやっている

授業で、少し変な宗教がかって

いると思い、

下手な英語で批判的な論文を

書いたところ、先生に

怒られてしまったという

ことがあったのだ

それがアカデミズムに対して

大きなクエスチョンを持った

最初の体験であったのだ

こういうふうに欧米の

言うことを聞いているうちは、

彼女は非常に支援されていた

のだ。

しかし彼女がミャンマーに

戻って政治家になったときに、

多分気付いたのだろう

自分の父親は、ミャンマーの

英雄であって日本の陸軍

中野学校で訓練を受けた

アウンサン将軍なのだ

彼はずっとミャンマーの

ビルマの政敵に暗殺された

ことになっていて、

BBCも何年か前に、

「アウンサン将軍を殺した

のはイギリスの情報機関と

軍部だった」

ということを暴く

ドキュメンタリー番組を

作ったのだ

おそらく彼女はミャンマーに

戻ってきて政権を握って軍部と

話をしている間に、

自分のアイデンティティや

自分の父親の死の真の真相など、

いろいろなことを知ったのでは

ないかというふうな気がするのだ

そしてもしかしたら、彼女は

目覚めたのかもしれないのだ

もともとビルマ族

ファーストの人で

「少数民族なんかどうでもいい、

そもそも汚いロヒンギャなどは

どこかに行ってしまえ」

と思っている、

強烈な意見を持っている人だから、

当然ロヒンギャに対しても厳しく

あたるし、

英米が求めるようなことに

対してもだんだんと動かなく

なってくるわけなのだ

すると途端に欧米諸国から

徹底的に攻撃されるのだ

欧米諸国の大手メディアを

ただ訳しているだけの日本の

新聞やマスコミも

「スーチーさんどうしたのだ、

スーチーさんのノーベル平和賞

を剥奪しろという意見が出ている、

どうしたのだ、なぜやって

くれないのだ」

という意見が出てくるわけなのだ

しかしこれはスーチーさんの

もともとの本質を知っていれば

別に驚くことでも何でもないと

思うのだ

そして目覚めてしまった

らしいスーチーさんは

2017年のBBCのインタビューで

「ロヒンギャ問題に対してなぜ

あなたは何もしないのですか」

というようなことを言われ、

彼女は半分キレ気味にと言うか、

怒りながら

「私はマーガレット・サッチャー

でもなければマザー・テレサでも

ない。単なる1人の政治家なのです」

ということ言い放ったのだ

その結果イギリスは激怒して、

彼女の母校のオックスフォード

大学からは彼女の肖像画がはがされ、

ノーベル平和賞の取り消し

運動も盛んになり

そしてオックスフォード市から

もらっていた名誉市民の称号も

剥奪されてしまったのだ。

彼女は欧米を敵に回して

しまったのだ

続きは次回だ

今日はこのくらいにしといたる

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