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牧羊なんじゃ

どうも村田です

イギリスはカーストを

非常にうまく利用して、

数百年インドを統治

してきたのだ

一方インドネシアの

ケースはオランダが

300年以上統治をした

わけだが、

インドネシアの場合は

むしろ地域ごとというか、

スマトラ島とかジャワ島

とかでいろんな人種・

民族や言葉があるわけだが、

彼らはあえて合体させ

なかったのだ

インドネシアも、中国

なんかも、今でも一部

そういう地域があると思うが、

山を1つ越えると言葉が

通じなくなってしまう

ということがよくあるのだ

そして、オランダは

インドネシアの統治を

する上でもこういう

人たちを一緒にさせなかった、

つまり共通語も作らなければ、

全く相互の交流をさせなかった

ということなのだ

一方、オランダ人と

現地人のハーフの人たちに、

ちょっと良い待遇をして、

自分たちの駒として使うのだ

すると彼らも半分白人の

血が入っているから、

自分たちの方が上だ

という意識があって、

互いに反目し合うと

いうことなのだ

マレーシアのケースも

全く同じで

マレーシアはイギリスが

支配したわけだが

そこにはもともと土着の

マレー人がいたのだが、

そこに華僑と印僑を入れたのだ

それで華僑は商売、印僑には

金融に携わらせて、それで

互いにけんかをさせるのだ

そして三者で交じり合って

けんかをしてどうしようも

なくなったら、

最後には白人のマスターに、

「マスター、マスター、

何とかしてください」

というふうに大岡裁きを

頼みに来させるという

統治の方法であるのだ

統治の方法といっても、

特にイギリスのやり方

というのは非常に

うまかったのだなと

思うのだが、

今日もこの影響と

いうのは残っているのだ

マレーシアの場合は

1960年代に、マレーシア

のナショナリズムが勃興して、

マレーシア人であれば、

例えば選挙だとか何とか

いろんな場合、教育だと

かも優遇されるという、

いわゆる逆差別的なものを

導入して、今日もまだ

それが続いており、問題に

なっているのだ。

ルワンダのケースなども

そうで

ルワンダはベルギーにずっと

植民地にされてきたわけだが、

ベルギーはツチ族とフツ族の

対立というものをものすごく

扇動したのだ。

その結果、94年くらいだった

と思うが、ルワンダの

虐殺事件があったと思うのだ

それは本当に80万人くらい

殺されたという話もあるけれど、

これは詰まるところ、

ここのツチ族とフツ族の

分断支配の結果として

残された対立なのだ

そしてそれをベルギーが

あおってやったのだ

ツチ族かフツ族かどちらか

だったと思うが、片方の

部族が実はものすごい

残虐行為をしてると、

だからあいつらをやっつけろ

というふうに、片方の部族の

側についてニセ情報を流した

のがベルギー人のラジオの

司会者だったというふうにも

言われてるのだ

裏でこういうことを

いろいろとやっているのだな

ということが今日でも続いている、

わずか20数年前でも続いて

いるということなのだ

南太平洋の方ではフィジーで

フィジーはやはり、地元の

南太平洋系の人々がいたのだが、

そこに印僑が入ってきて、

今でもクーデターが起きたり

して、地元の人たちが権力を

取り返そうとしたりしている

のだ

個人的な結論だが、実は

たまたまオーストラリアの

田舎の農場出身の方で、

農場の方に何度か行った

ことがあるのだ

それで、お手伝いをさせて

いただき、そのときに

非常に牧羊犬を使って

うまくやるわけなのだ

何百頭という羊を分けていき、

そしてひとつの方向に入れて

行くわけだが、若い羊は

しっぽがまだ垂れていて

そのしっぽが垂れたまま、

つけたままにしておくと、

今度は自分の糞とかがついて、

それがだんだん雑菌とか

そういうものになって、

体に病気が感染してしまう

恐れがあるのだ

そこで、そのしっぽを

切り落とすという作業を

したのだ。

では切り落とすのに

どうするのかというと、

羊を細い通路に入れて、

そこに板を入れて抑え

込んでおき、お尻に

強力なゴムを何度も巻いて、

その周りに消毒剤をちょろ

っとやるだけなのだ

それで多分、何週間かで

しっぽがぽろりと落ちて

いってしまうということ

なのだが、

そのときにあの広い農場で

どうやってあれをやるの

だろうと思っていたら、

やはり犬を使ってばーっと

追い込んでいくのだ。

これを見たときに、あっと

思ったのだ

「何でアングロサクソンは

世界中でこんなに強いんだ

ろうな、それを知りたいな」

と思ったことで、それで

行ったのだ

こうやっていわゆる他民族を

統治するというのは、こういう

牧場のやり方から学んだ

のだろうなと思うのだ。

つまり、犬は完全に人間に

忠実だし、しかし一方で

家畜に対してものすごく

強力に攻撃するわけなのだ

たまに逆らうやつもいるけれど、

基本的に家畜はその牧羊犬に

逆らうこともできないのだ

それで気が付けば数十分で、

羊たちが牧場のあちこちから

追い立てられて、

それで1つの通路に入っていき、

どんどんしっぽを切られて

いくのだ

羊たちもそれに慣れて

しまっていて、慣れてる

ものはワンワンと言った

だけで、

わーっと集まってくる

というような形になって

いくのだ

おそらくこの手法を人間に

使っているのだろうな

というのが、感じたことの

1つであるのだ

この分断統治では、

シェパードというか、

牧羊犬を育てるということ

は非常に重要なのだ。

自分たちがわざわざ行って

やることほど、バカなことは

ないのだ

一方で日本軍がなぜ失敗

したのかと、イギリス人の

やり方を見ながら考えたのだ

日本は東南アジアの統治が

あまりうまくできなかったし、

フィリピンなんかでもうまく

いかなかったのだ

続きは次回だ

今日はこのくらいにしといたる

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