Share

  • Add this entry to Hatena Bookmark

精神を継承するんじゃ

どうも村田です

ドイツ軍は、実は

対フランスであるとか、

そちらの方面は

西部戦線だが、

「これはかなり重要だ」

ということで、

頑張って軍隊を動員

していたのだ

しかし、東部戦線、

対ロシアに対しては、

少しおろそかだったのだ

かなりロシアを

なめていたのだが、

ロシアは早く起動した

ために攻めてきて、

それを食い止めなければ

いけないということで、

たまたまもう隠居していた

ヒンデンブルクは呼び出され、

東部戦線の指揮官になり

そこで、タンネンベルクの

戦いでロシア軍を撃退する

のだ

これも有名な話がある

のだが、軍隊は中翼、

左翼、右翼と分かれて

いるのだが、

左翼はガタガタである、

中翼も後退している

ということだったのだ

要するに、

「自分の軍隊はもうダメだ。

今こそ絶好のチャンスだ」

と言って、

そして逆に突撃を敢行して、

タンネンベルクでロシア軍を

撃退して、そのおかげで

もって東部戦線は立て直す

ことができ

ロシア軍はそれ以上入って

こなくなったのだ

それで、今度ドイツ軍は

シュリーフェン・プラン

でもってフランスを攻める

ことができたということ

なのだ

戦争にドイツは負けて、

大変な目に遭ったけれど、

その後、大統領になって敗戦

処理をして、

ドイツの復興に随分尽くした

ということで、

ヒンデンブルクはドイツでは

大変有名な、

多分今でも尊敬されている

将軍だと思うのだ

もう1人、フランスの

同じ時期のフォッシュ

という将軍がいて、

これは第一次世界大戦の

時のフランスの将軍なのだ

初戦のマルヌの戦いで、

これもドイツ軍を食い止めた

わけなのだ

ドイツ軍は、西部戦線では

かなり攻勢に出たのだが、

これを食い止めて、そのために

ドイツは

シュリーフェン・プラン

でもって攻めたのだが、

それが結局うまくいかなくて、

パリまで攻めることが

できなかったのだ

シュリーフェン・プラン

というのは、パリに

向かってぐるっと迂回

してパリを攻めるという、

昔シュリーフェン元帥が

作ったプランなのだ

これも

「わが軍は押されている。

この状況は最高だ。

これから反撃する」と言って、

フォッシュはドイツ軍を

撃退したということなのだ

「自分を犠牲にして公に

尽くす。あるいは普段は

大変厳しいけれども、

いざという時は大変優しい。

こういう情に厚い人を

荒木大将は好んでいる。

尊敬している」

ということは言えるかと

思うのだ

「あの時代と現代は同じだ」

と言うことはできないし、

「似ている」と言う人も

いるし、「似ていない」

と言う人もいるから、

それは分からないけれど、

司馬遼太郎が言うように、

「日本人は日本人として

微弱な電波を持っている」、

要するに

「公というものを大事に

するという微弱な電波を

持っている」ということ

なのだ

それは昔はもっとあった

と思うが、今でもまだその

微弱な電波はわれわれの

中に残っているのだ

「その残っているものを

美徳として、持って

いなくてはいけない」

ということを、今から80年前、

90年前の荒木さんも同じ

ことを言っていたのだ

彼は戦後も講演で

そういうことを言ってきた

のだ

ある意味では、日本は

例えば阪神淡路大震災、

東日本大震災、今回の

能登震災もそうだが

いろいろな震災に見舞われ

るのだ

だからといって、日本人は

暴動を起こしたり、そういう

ことはないのだ

きちんと列をつくって並び、

秩序を保ち、犯罪もほとんど

ないのだ

犯罪を起こす愚か者も

たまにはいるけれど、

そういうことはほとんど

ないのだ

欧米だったら暴動が

起こってるのだ。

そういうことは全くないのだ

そういう点では、外国人が

日本に来て、特に

東日本大震災の後の日本を見て、

「日本人は暴動も起こらない。

素晴らしい民族だ」と言って

感動したわけなのだ

われわれはそういう微弱な

電波を持っているから、

この微弱な電波というものを

守り、伝えて、

あまりに精神主義的で

あってはいけないと思うが、

そういう日本人の気持ち、

精神というものを伝えて

いかなくてはいけない

ということを、荒木さんは

あの時代に言っていたのだ

ということが言えるのでは

ないかと思うのだ

また、当時そういう時代に、

彼は国家の主導者の1人

だったから、そういう中で

「国民に告ぐ」

という形でもって、

こういう本を彼は書いて

いたのだと思うのだ

続きは次回だ

今日はこのくらいにしといたる

Share

  • Add this entry to Hatena Bookmark

Follow Me