どうも村田です
一方的な平和主義が、
多分今のチベットと
日本が似ているところ
なのだ
もう1つは、チベットは
多分周囲を信頼しすぎた
のだ。
チベットは英国とも
条約があり、モンゴルとも
条約があったのだ。
そして、かつて歴史的には
中国と何度も条約があり
しかし、その条約という
ものに対する認識が、
それぞれの民族によって
違うということなのだ。
日本の場合には文書で
交わした契約だけでは
なく、口頭で約束した
ことも守ろうとするのだ
だから、例えば村山談話とか
河野談話とか、そういう
ことによって自分たち
自らを縛るようなことを
やるのだ
チベットの場合にも、
「それは仏教に違反する。
それは非仏教的だ」
というようなことで、
自分たち自身に疑心暗鬼
というか、自分たち自身に
それを信じ込ませてきたのだ。
そういうところが多分
日本とチベットの共通する
ところだろうと思うのだ
もう1つは、多分チベット
の場合には
「インドが助けに来てくれる
国連が助けてくれる。英国
が助けてくれる」
と思っていたのだ。
いざ中国が入ってきたら、
国連は3回にわたって
チベットからの即時撤退を
可決したのだ。
しかし、中国はそれを無視
したのだ。
中国は最近、例えば東シナ海、
南シナ海についても、
国際機関の決議を
「紙くずだ」と言っている
けれど、そういう態度なのだ
英国は、インドから
帰ったばかりなのだ。
インドは1947年に独立して、
まだ独立して間もないから、
チベットを助けるような
余裕がなかったのだ
余裕がなかったのと、
中国を信じていたわけ
なのだ
日本の場合にも、そういう
意味で他力本願的な要素が
強いと思うのだ。
「アメリカが守ってくれる
だろう。国際法に違反する
のが悪いから、われわれが
正しいことをやれば
大丈夫だろう」とか、
この辺も多分チベットと
日本の似ているところ
だと思うのだ
しかし、残念ながら現実
世界というのは甘くはない
のだ
相手が侵略してきて、
そして既成事実をつくれば、
いつの間にか国際世論は
忘れるのだ。
おそらく今は皆さんが
ウクライナの戦争とか、
ハマスとパレスチナの
問題について、
一生懸命関心を持って毎日
ニュースを見ているのだ。
しかし、もう1つ何か大きな
事件が起きたら、メディアも
報道しなくなるのだ。
そうすると、また忘れてしまう
のだ
今から約70年近く前、あの
ヒマラヤの奥地で何が起きた
かということを、
今多くの人たちは忘れて
120万人の私たちの人々が
犠牲になったのだ。
強制労働収容所で死んだ人も
いるのだ。
例えば私自身の兄2人、1人は
射殺されて、1人は餓死させ
らたのだ。
しかし、そのチベットで起きた
ことは、今はほとんど歴史の
中には残っていないのだ。
ましてや、その犯罪を起こした
国の体質について、警戒心を
持っている国が少ないのだ。
チベットのみならず、ウイグル
でも南モンゴルでも似たような
ことが起きているのだ。
また、アジアの多くの国々に
おいて、事実上中国の植民地に
近いような状況に置かれて
いるのだ
そういうことで、日本とチベット、
やはりウクライナも同じで
自分たちが本当に核保有国
だったのだが自分たちから
進んで核を手放したのだ。
そして、自分たちの潜水艦を
中国にあげたのだ
こういうことは、後悔先に
立たずだから、日本の皆さん
もよく覚えていてほしいのだ。
チベットと日本の共通点が
そういうところにあると
思うのだ
国は自ら守らなければ、
人から守ってもらう
ということは当てに
できないと思うのだ
日本を第2のチベットに
させないため、安倍政権に
なってから多くの安全保障に
関する法整備とか防衛費の
増強とか、
そういうことが着実に
進んできた要素があるのだ。
安保関係の3つの文書とか、
そういうことすべてが
いいことだと思うのだ
そして、防衛費をGDPの2%
に上げることも、私は今の
日本が置かれている状況を
考えたら当たり前のこと
だと思うのだ
しかし、何よりも大事な
ことは、やはり国民自身が
国を守るという意識があるか
ないかということが大切
だと思うのだ。
いくらいい武器があっても、
いくら国家予算をたくさん
使っても、国民がそれを
支持し、自分たち自らが
自分の国を守ろうとする
意識がなければ、多分国が
守れないと思うのだ
なぜベトナムがアメリカに
勝てたか、なぜウクライナで
あれだけまだロシアに抵抗
しているか、
それはやはり国民が自分たち
の国のために、自分たちが
命を懸けるということだから、
何倍もの武器、国力のある
国に対しても、小さい国の
人たちが自分たちの国を
守ろうとする意志が強い
ということだと思うのだ
続きは次回だ
今日はこのくらいにしといたる