どうも村田です
ソ連と中国も同じで
1967年に対立している
のだ
同じ共産主義国家で、
ましてや今まで面倒を
見てあげた国という
ような気持ちがあった
のだろう。
ベトナムは、かつて
アメリカと戦争している
時は自分たちを応援して
くれた国なのだ
しかし、鄧小平
(とう・しょうへい)は、
「ベトナムに教訓を与える」
と言って、
一方的に軍隊を送ったのだ。
もちろん、当時のソ連も
インドも最初は負けたけれど、
後に2回目の戦争で何とか
元の領土を取り戻すことが
できたのだ。
ベトナムは断固として
戦って、結局あの大国
中国はベトナムに
勝てなかったのだ
しかし、その中国という
国が領土拡張の野望が
あるということは、
これらの歴史を見ても
明らかなのだ
そして今、アジアにおいては
南シナ海、東シナ海、特に
尖閣諸島、あるいは沖縄、
もちろん台湾、
彼らからすると台湾も
彼らの正当な領土であるのだ。
だから、彼らからすると
それは侵略ではなくて、
元の領土を取り戻すという
口実になるわけなのだ
このような国が存在する限り、
周辺の国々は常にびくびく
しなければならないのだ。
特に核保有国である、
200万人以上の軍隊を持っている、
しかも一党独裁だから、
「右を向け」と言えば、みんな
右に向かなければならない、
「左を向け」と言えば、みんな
左に向かなければならないのだ
こういうような国が隣にいる
ということは、アジアの
ほかの国々にとっても脅威で
あるのだ。
また、国民の30~40%は、
まだ貧しいと思うのだ。
しかし、一方においては
軍事大国、核保有国に
なっており
そして、中国にとってみれば、
これも文化の違いなのだが、
友好条約など何か条約という
のはあくまでも時間稼ぎに
すぎない、
自分たちの体制を整えれば、
そういうのは無視なのだ
日本のことを考えてみてほしい
最初、鄧小平
(とう・しょうへい)が
日中国交で来た時、
「尖閣諸島の問題というのは、
今われわれが議論する問題
じゃない。それは将来の人
たちに任せればいい」
と言ったのだ
しかし、様子が変わると、
「あそこは自分たちのものだ」
ということを主張し始めるのだ
あるいは靖国神社の参拝に
ついても、日中国交が正常化
した1972年から1985年までは
黙っていたのだ
ある程度自分たちが力をつけると、
今度はいちゃもんをつける、
そしていくら私たちが主張
しても、
中国自ら2049年、つまり
中華人民共和国が成立して
100年目までには世界の
第一の軍事大国、
政治大国、経済大国になる
という目標を持っているのだ
その目標を持っている
ということは、つまり
虎視眈々(たんたん)
と世界の覇権を狙っている
ということなのだ
その事実をやはり私たちは
否定できないと思うのだ
もちろん、日本は中国と
歴史的に、文化的に、
いろいろな交流があり
また、すぐ隣にいると
いうことによって、簡単に
地図の上でハサミで切って
なくすようなことはでき
ないのだ
だから、中国とも付き合う
ことは大事だと思うのだ。
しかし、同時に相手をよく
知るということが大事で、
その脅威が存在する
ということは
一応認識すべきだろうと
私は思うのだ。
備えあれば憂いなしで
日本の皆さんが忘れては
ならないのは、皆さんが
言っているあの広い中国
だが、
広い中国の67%の領土は
チベットであったり、
東トルキスタンであったり、
南モンゴルであったり、
満州であったりするわけなのだ
残りの37%が本来の
中国の領土なのだ。
少なくとも1945年、日本と
戦争をやっている時が
中国だったのだ。
それと、中国5,000年の歴史
ということも、あの大陸の
歴史は5,000年以上あり
しかし、中国というのは
24回も王朝が変わったのだ。
もちろん変わるごとに、
支配民族、非支配民族も
変わったのだ。
ただ残念ながら、日本の
中国の専門家の方々は、
中国語から勉強して、
中国のperceptionで
中国を見て、そして
自分たちが中国を理解した
と思っているのだ
そうではなくて、世界史
から中国を見る、中国の
周辺の国々から中国を見る
ということも必要だと
思うのだ。
そうすれば、
「中国の脅威論というのは、
作り話ではなくて実際存在する
ものである。だからそれに
対してどういう対応をすべきか」
ということを考えるように
なると思うのだ
だから、大事なことは、
「同じことでも私たちは
それぞれの立場によって
認識も変わる」
ということなのだ
1回ヘビに刺された人は
ロープを見ても怖がる
というように、
私たちのように1回自分たち
の国を奪われた人間からすると、
その脅威はそう簡単に消える
ものではないということを
申しあげたいと思うのだ
「中国に侵略された
チベットと日本の共通点」
共通点はたくさんあり
何よりも仏教国で、日本の
皆さんは憲法第9条をもって
平和憲法と言ってるのだ
しかし、日本の平和憲法は
十七条憲法で
聖徳太子の十七条憲法だが、
「和を持って貴しとする」、
それこそ世界の最小の
平和憲法なのだ
日本人は和を大切にして、
特に自分の方から戦争する
ようなことを望まないと
私は思うのだ。
私たちからすると、
もしかしたら過剰と言って
もいいほど常に周りを気にして、
そして国際社会を切り捨てて
生活しているのは、多分
日本の1つの文化だと思うのだ
続きは次回だ
今日はこのくらいにしといたる