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一致しとんじゃ

どうも村田です

安倍総理に

「戦後75年談話を要望します」

というような文を書いたのだ

要するに75年ということ

によって

「安倍さんの総理としての

延命をどうぞ支援します」と

いうことと同時に

「今回の談話ではダメですよ。

あれでは不十分です」

という意味なのだ

それと同時に、もし大胆な

踏み込み方ができないのなら、

こんな談話は出す必要はなかった

のだ

むしろ沈黙している方が

良かったし、結果として

押し切られたような形になって、

ここでまた再び何年間も

日本は修正できない昔の

歴史観のまま押しつぶされて

いくということになった

ということは、

余計なことをやってくれた

と思うのだ

何となく小骨がのどに刺さった

ような不快感がこの談話のことを

考えるたびに思うのだ

それだから、論者に、議論を

している人間に自由に議論が

できるような、

むしろそれを応援するような

新しい展開が出てくるような

支援をしてもらいたかったのだ

そして政治家は発言しない

方がいいのだ

その方が時局は展開する

可能性があるというふうに

思うのだ

というのは、『あなたは自由か』

という本を出したが、その一説に

書いたように、

アメリカの

「ジェフリー・レポート」

というアメリカの陸軍の

関係筋のレポートがあって、

これは2013年に出されたのを

渡辺惣樹さんが今回翻訳して

出したのだが、それは日本の

開戦動機というのをリアルに

見つめると、

日本がなぜ戦争をせざるを

得なかったかというと、

アメリカ側の大きな間違いが

そこにあったからだということ

なのだ

それが日本を追い込んだのだ

日本人が合理的ではない

選択を選ばざるを得なかった

のは、10倍も生産能力の差が

ある国と戦争をするはずがない

というのを合理的と判断する

なら、その合理性に反する

ような開戦動機というものを

日本が選んだのは、

アメリカでは

「あり得ないことだ」

と思ったのだ

それはアメリカ側がやった

ことにも原因があり

すなわち前にも先にも

動けなく日本を閉じ込めておいて

プライドをズタズタにして

しまい、開戦する以外に日本に

選択の余地のない冷たさを

ルーズヴェルト政権が指示、

強制したというこのいきさつに

ついて認識したうえで、その

開戦動機は日本のプライドを

奪うだけではなくて、

永遠に、半永久的に日本が

アメリカ経済に従属し、

奴隷になるのだ

奴隷という言葉は使って

いなかったけれど、アメリカ

経済に隷属し従属して使役される

構造を日本が引き受けざるを

得ないような判断が、

日本政府がそうしていかざるを

得ない追い込み方をアメリカが

したということなのだ

それが原因で、戦争は日本が

選択せざるを得なかったのだ

という、当時の日本人の心に

非常にかなうような認識の

新しい研究書をアメリカ側の

専門家が出しているわけなのだ

今度それに対して、

『GHQ焚書図書開封』という、

GHQの昭和、ちょうど戦争開戦

当時の認識を本にしたものを、

昭和18年だから今度のアメリカの

レポートとちょうど70年の時間差

があったわけで、

その当時、戦争の開戦前の

日本人の恨みや怒りや、

それからどうしようもない決断や、

そのさまざまな思いを込めた認識、

そしてまた当時のアメリカの

残虐なやり方、ものすごく日本を

追い込む追い込み方の卑劣さと

熾烈さ、激しさ

そういうものを赤裸々に

日本側が昭和18年に出したのだ

その昭和18年に出した文書と

アメリカ側のレポートの内容が

一致してきたわけなのだ

これは素晴らしいことなので、

結局、戦争動機というのは

戦勝国と敗戦国の間に今まで

大きな開きがあって、

敗戦国は正しいことを言え

ないのだ

正直なことを言えないのだ

戦勝国に押し切られてきて

「敗戦国は愚かだった」

ただそれの1語だったわけ

なのだけれど、

そうでなかった必然性という

ものを当時の動機において

とらえているということは、

当時整理した文章と、

アメリカの最近の文章との

動機説明が一致したという

ことなのだ

非常に興味深いし、本当に

開戦は1つの本当の歴史的

事実に、真実の歴史的事実に

近づいたのではないか

というようなことが初めて

始まっているのだ

そのときに政治家が余計な

ことをしてもらったら困るのだ

民間の議論に委ねて、民間が

よりもっと大胆な意見交換が

できるような舞台仕掛けを

してくれるならいいけれど、

そうしないで民間を妨害する

ような、政治家がさしてやる

必要もないような先走った

ことを言って、

何のためにあんな演説を

したのか。

これは日本のこの大事な

認識をまた何十年と後退

させてしったのだ

やっかいな、面倒な、

バカバカしいドラマを

安倍さんは演じたのだ。

このことについて強い

批判意志を持ってるのだ

それが1つ

その昭和18年の日本側の

文書というのはいろいろ

あるのだ

野村吉三郎さんと、最後

の駐米大使、全権大使で

野村吉三郎を追いかける

ようにして

後から出ていった外交官、

栗栖三郎が引揚げ船で

帰ってきて、

すぐにその年の、昭和17年の

年末に日比谷公会堂か何かで

帰朝報告会をして、それが

毎日新聞社から出版されたのだ

実はその記録を

『GHQ 焚書図書開封』の

第6巻か9巻だっただろうかか、

全文を復刻しているのだ

その本はGHQで抹殺されていた

のだが、改めて復刻したので

それと比較していただき

アメリカの研究と一致して

いると報告いたしておる

わけなのだ。

これは『あなたは自由か』

という本の中の第6章の内容

なのだ

続きは次回だ

今日はこのくらいにしといたる

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