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それじゃ困るんじゃ

どうも村田です

軍国主義は日本で

民主主義はアメリカ、

つまり悪が日本で

善がアメリカなのだ

というバカバカしい

ことが教え込まれて

きているのだ

友人に介護士の

お世話になっている

病人がいるのだが、

入れ代わり立ち代わり

介護の専門職が来てくれて

雑談をして帰っていくのだ

そのとき彼がびっくり

したのは枕元にあった

ある本を見て

「これはどういう本ですか」

と介護士に聞かれたので

「こういう本だ」

という話から、

「国際社会の中で人種差別に

反対して、人種差別撤廃を

求める国連決議を促し、

実行した国はどこの国か

知っていますか」と

友人が介護の人に聞いたのだ

そしたら年齢さまざまな

介護士の人たちが例外なく

「アメリカ」と答えたのだ

正義を行なうのはアメリカだ

と決めているのだ

「いいえ、違います。

アメリカは逆です。それを

実行したのはわが日本です」

と言ったら、介護の人たちは

キョトンとした顔をして、

みんな友人の顔をじろじろと

眺めて、

何か怖いものを見るような

顔をしたのだ。

ある人は

「まずいものを見た」

というような顔をして、

そそくさと帰ってしまったのだ

ある人は

「その本を貸してください」

と慌てて言うというふうな

まちまちの反応があったと

言うのだ

「面白い話ですね。

びっくりする話だし、

驚くべきことですね」

と言ったのだ

介護をやってくださって

いる方の知的レベルを

うんぬんするのは非常に

問題が多いから、そういう

言い方をしたくないのだが

そうではなく一般的な

日本人というふうに理解

したらいいと思うのだが

それにしてもお粗末な

話ではないだろうか

これはやはり一般の

教科書がどこかがおかしいし、

何も教育されていない

のだなということなのだ

あっても先生が強調

しなければそれまでだろうし、

教科書に一行書いてあっても

なくてもあまり影響は

ないのかもしれないのだ

もっと驚くべきことは

たくさんあると思うのだ

例えば杉原千畝ばかりが

戦時下で、ユダヤ人の救済、

一番の救済したのは東條英機

ではないか。

東條英機こそがユダヤ人の

差別を正し、そして当時の

法律で当時に日本政府は

あらゆる人種差別を廃する

行動をとるべきだし、

そうすべきだ、しなければ

ならないという方針を決め、

それを法律化してきちんと

対応したのは絞首刑になった

永久戦犯の首魁(しゅかい)

東條英機閣下であるのだ

もしそのことを戦後の早い

時期にきちんと政府、

あるいはまた国際社会に

訴えておけば、

東京裁判の国際的な考え方、

あるいは日本の戦争と

ドイツの戦争の違いについて

どれほどか大きな効果が

あったか計り知れない

ものがあるのだ

ヒットラーと東條を一緒に

並べているような粗雑な

頭では理解できないだろう

ここら辺も例えば時の正に

あたっている人たちの

「勇気の欠如」ということを

強く考えざるを得ない

ということなのだ

いろいろあちらこちらに

話が飛んだが、そこまで話が

いくのだ

安倍総理の戦後70年談話

についてだが70年談話

というのは戦後70年で

行われて、

賛否両論、評価が2つに割れて

おり、

「よくここまで言ってくれた」

という人と、

「こんなことしか言えなかった

のか。とてもダメだ」

という人と両方あるわけなのだ

何か安倍さんは少しは

変えようとした側面がない

わけではなく、当時世界は、

当時というのは戦争前だが、

世界は領土の広さが国の強さを

示す指標であったのに、

日本は全く西洋列強に

追い込まれていた状態で

孤独な苦闘を強いられていた

わけなのだ

安倍さんは、日本は最後に

なって少しだけ国際政治の

中で正しい道を踏み出そうと

していたということで、

当時の日本を弁解する、

弁護する議論が出てくる

のだが、それは最初だけで、

ごく始めだけで

あとはあっという間に

「日本は孤立感を深め、外交的、

経済的な行き詰まりを力の行使

によって解決しようと試みました。

国内の政治システムはその

歯止めたり得なかった。

こうして日本は世界の大勢を

見失っていきました」と、

また例によって

「日本だけがそうだった

のでしょうか」という

疑問が浮かぶような話に

なってしまっているのだ

そこのところは

東京裁判史観そのものなのだ

今まで書いてきた通り

日本が追い込まれたのだ

そしてその追い込み方は、

一部の国にのみ有利な

国際条約を掲げて、意図的、

計画的なのだ

その安倍さんの談話は、

日本が力の行使によって

経済的苦境を解決しようと

した唯一の国だったか

のような書き方になっていて、

その後例によって満州事変、

国連からの脱退という

決まりきった日本の

「進むべき進路を誤った」

という断罪史観に真っすぐ

つながっていくのだ

何か占領軍直伝の歴史観、

それは冒頭で安倍さんが

「アジアでは100年以上前

から植民地支配のための

侵略が始まっていた」

とする談話冒頭の歴史観と

矛盾しており、分裂している

のだ

自信がないから妙な議論に

なったのだろうと思うのだが、

もし冒頭の議論がそのまま

展開されるならば、

後から出てくる歴史観は

否定されなければならない

のだが、そういうふうには

ならないのだ

何か妙な形になってきたという、

それがすごく残念なのだ

言論はもっと大胆で、

安倍さんは修正史観だとか

世界の情勢を塗り替える

危険な思想を抱いていて、

というような

『ニューヨーク・タイムス』等の、

あるいはまたアメリカの関係筋の、

何となく安倍さんにアメリカ

その他旧占領軍が喜ぶような

方向に話を持って行かせようと

するような事前工作があって、

そしてまたそれに結果として

乗せられた残念至極な談話だと

理解していて

「ご苦労さん、しかし

それでは困ります」

というので直後に安倍総理に

「戦後75年談話を要望します」

というような文を書いたのだ

続きは次回だ

今日はこのくらいにしといたる

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