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どっちじゃ

どうも村田です

アメリカ帝国主義が

出てきて、理由もなく

西へ拡大していくのだ

その欲望はどうも

中国大陸を目指している

わけなのだ

そのときに日本列島が

邪魔になるという位置関係

だと思うのだ

だから、やらなくてもいい

ことをアメリカはやろうと

していたと言えるわけなのだ

そのことを明らかに示したのは、

ハワイなのだ

スペインの戦争が終わった時に、

アメリカはそれまでにハワイを

経済的に押さえていたのだ

そして、ハワイの民衆が

アメリカについた方が有利だ

という気持ちにさせるような

謀略を重ねて準備ができていた

のだ

そして、あっという間にハワイ

を併合してしまうのだ

アメリカの国内には

「空間的拡大は必要ない」

ということを言っている勢力が

あって、

拡大しようとする帝国主義者と

抑制的な保守勢力との間に対立が

あったわけなのだ

拡大しようとする帝国主義者に

口実を与えたのは、より西側に

強大な敵が存在するという

サインだったのだ

分かるだろうか?

フィリピンの西に強大な敵が

いるのだということなのだ

日清戦争は終わっていて

台湾は日本領土なのだ

強大な敵は日本のこと

なのだ

それが保守派勢力を倒して

ハワイをアメリカ領土にする、

あるいはフィリピンを植民地化

するという等々の理由付けに

なるのだ

やりたくないという

アメリカの保守派に対し、

帝国主義者たちは

「より大きな敵が出てきた

のだから、今のうちに取って

おかなければいけない」

と言ったということなのだ

常にそうなるのだ、

どこでもそうなのだ

その大きな敵とは日本の

ことだから、またここでも

日米戦争が必然的になり、

だんだんとひもを手繰り寄せ

られるように近づいて来る

ということになるのだ

教科書問題の時に歴史の

教科書でこの辺りを書く時に、

「要するに物理的な衝突に

すぎない。2つの大国が出てきて、

どうしても日米は相入れないのだ」

という意見を出したが、

そしたら若い人たちに

「物理的衝突とは何ですか」

と笑われるのだ

「でかいものが2つ出てきたら

ぶつかってしまうではないか。

それだけのことにすぎない」

と言っても

何か日米戦争にもっと、

もっともらしい理由をつけたい

と思う人が多いのだ

今までだって、例えば橋本何とか

など、根拠をいろいろ立てて

やる人が多くいるわけだが

信じないのだ

大体の戦争はみんな物理的な衝突で、

今の米中戦争もそうなのだ

大きくなった者同士は当然

ぶつかるのだ

そういうことなのだ

この時、したたかだったのは

実はドイツなのだ

これには驚くのだ

知っていると思うが、アメリカと

スペインが米西戦争の結果

講和条約を結ばざるを

得なくなるのだ

その時に、スペインから

ドイツ政府が小笠原にほど近い

ところにある

カロリン、パラオ、マリアナ、

マーシャルの諸群島を金銭で

買収したのだ

植民地獲得競争に一番遅れを

取っていたのはアメリカで、

その次にドイツなのだ

イギリス、フランス、オランダ

は先を走っていたのだ。

だからドイツは非常に抜け目なく、

いち早くスペインにお金を払って、

今言ったわれわれにとって大事な

カロリン、パラオ、マリアナ、

マーシャル諸島をドイツ領と

してしまうわけなのだ

これが第一次世界大戦の後、

ドイツから日本に委任統治領

ということになるのだ

もっとも、この委任統治領も

日本とイギリスの約束では

「日本領とする」ということで

合意していたにもかかわらず、

強力なアメリカと

オーストラリアの反対で

委任統治領ということに

とどまるのだ

領土をたくさん持ったことが

災いすることもあるわけだから、

日本は身軽になったのは幸せだ

という言い方ももちろんできる

わけなのだ

そういう一握の話なのだ

さて、歴史を冷静に見たときに

日本とアメリカの関係という

ものの外交的、軍略的な位置づけ

をいろいろな形で展開されるが、

今述べたような観点というもの

もどうしても必要ではないかと

思うのだ

すなわち、ここに対米関係で

日本が謝罪をする、罪の意識を

抱くなどというのは全くあり得

えないのだ

日米戦争において、そういう

意識は日本人の誰も持って

いないだろう

しかし日本がまた国家的に拡張

して、犯罪ではないのだが失敗

した、後ろめたい帝国主義的意図

が日本にあって

申し訳ないというようなものを

今国民的感情として持たされている

のは、まことにもってバカバカしい

ことだと思わないだろうか

そのような感情を持つ必要は、

今の状況を見れば分かると思うが、

みじんもないのだ

では失敗ということはどうか、

これはあったかもしれないのだ

何もしなければよかったのか、

しかし巻き込まれて日本は自分

から何もしなければよかったのか、

出張ってきたのはどちらの国

なのかということなのだ

続きは次回だ

今日はこのくらいにしといたる

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