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訳もなくじゃ

どうも村田です

話が佳境に入るんじゃ

強大なスペイン帝国として、

フェリペ2世の名が地球上に

とどろいていたのだ。

イギリスも押さえることが

できずにてこずった大帝国

スペイン、そして16世紀の

この時代は

勢力的に衰えていたけれど、

あっという間に最後のとどめを

刺したのはイギリスではなくて

新興国アメリカなのだ

アメリカとスペインの戦争、

1898年の歴史的なことで、

その後の日本の運命に深く

関わりのあるこの戦争の

あっけなさと、

巧妙なアメリカの仕掛け

について少し考えてみたいと

思うのだ

今の歴史展開で、イギリスと

絡んでいたスペインが最後は

アメリカにとどめを刺された

ということはわが国との戦争に

深く関係があるのだ

ここから先は米西戦争の

次第であるのだ

1898年、キューバのハバナ港に

停泊していたアメリカの戦艦

メイン号が爆破され、

そして沈没し260人の乗組員が

死亡したのだ。

アメリカはこの時キューバで

内戦が起こったということを

口実にして、スペインに宣戦

布告をしたのだ。

この沈没事件はアメリカの

謀略だという説が非常に強く、

そしてまた歴史的にもその

ような論証がなされたり、

「いや、違う」という反証が

出たりといろいろ騒ぎが続く

わけであるのだ

そのいきさつや次第を詳しく

知るものではないのだ

真珠湾攻撃がルーズヴェルト

大統領の大統領の謀略だと

いうような説がささやかれたり

浮かんだりするのは、みんな

このメイン号沈没事件との

つながりというか、

意識の中で

「アメリカというのは

そういうことをする国だ。

だからルーズヴェルトが

やったに違いない」

と思っていたということなのだ

アメリカという国の評判の悪さの

1つの例であるのだ

アメリカは、あらかじめ太平洋の

艦隊を香港に集結させていたのだ。

スペインと戦争を始めるや否や、

当然カリブ海に限定されるべき

戦争なのに開戦と当時に

フィリピンを襲い、マニラの

スペイン東洋艦隊を6時間の

交戦で全滅させてしまったのだ

アメリカがスペインを

だましたのだ

そして、直ちに陸軍を

フィリピンに派遣して、マニラを

陥落させたのだ

素早い行動で

スペインもキューバに援軍を

送るけれど、サンチャゴ湾内は

封鎖されていて動けない

本国からフィリピン防衛に

向かったスペイン艦隊はスエズ

運河を通過したところでマニラ

が陥落したという教えを知り、

むなしくスペイン本国に

戻ってしまったのだ

こうしてスペインは歴史の

表舞台から消え、小国への

転落の道をたどり始めたのだ

ポルトガルとスペインは

1つになってスペイン

ということだが、

このように大航海時代以来

スペインがなしていた大きな

役割や潮流にとどめを刺した

のはイギリスではなく

アメリカだったということなのだ

イギリスからアメリカへの覇権の

交代、そうして日米戦争という

次の時代の幕開けを予感させる、

あるいはその幕開けを指し

示したこの出来事こそ

米西戦争とフィリピンを巡る

謀略であったのだ

いわば第二次世界大戦のアジア版、

すなわちドイツとアメリカが

戦ったあの戦争の基本は、

複雑な西洋の内戦や宗教戦争の

意味合いを広く込めた、

ロシア革命の余波というものもある、

日本が全く関知しない世界史の

転換点なのだ

すなわち西洋の内紛、

内戦であったと言ってもいい

第二次世界大戦の小さな、

決して小さくはないのだが、

1つの幕間劇として登場した

のがアジアの戦争だったのだ

では、アジアの戦争はかくして

どう考えても根拠がないし、

宗教的な背景もないのであまり

理由がないのだ

どう考えても、アメリカと

イギリスの交代劇とアメリカの

拡張意思なのだ

そして、アメリカ議会は

もともと2つに割れていて、

西へ西へと展開していこうと

するアメリカのエネルギーを

抑えて、

アメリカは領土が有り余って

いたから

「それだけのパワーもないし、

アラスカだってお金で買ったし、

アメリカ領土はたくさんあるから

領土などいらないではないか」

というような考えを持っていたのだ

ヨーロッパとは違うのだ

ヨーロッパの各国はみんな

空間的拡大を求めていたけれど、

アメリカは全くそういう欲求が

なかったのだ

そういうアメリカにしてみると、

やらなくてもいい戦争だったのだ

領土の拡大、拡張はやらなくても

いいことだったのだ

それがなぜか、いかなる動機か

は分からないが西へ延びていく

という動機があるのだ

だからアメリカの国内で

反対する人もいて、

「いらない。そのような

ことをする必要はない」

という意見は議会の中でも

強かったのだ

しかし帝国主義者というのは

たくさんいて、リンカーンが

そうなのだ

リンカーンの時のウィリアム

国務長官がすごい帝国主義者で、

その後マッキンリーや

セオドア・ルーズヴェルトが

出てきて帝国主義的になるのだ

帝国主義の根拠というのは

分からないのだが、

アメリカ帝国主義というもの

が出てきて、理由もなく西へ

拡大していくというのだ

続きは次回だ

今日はこのくらいにしといたる

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