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主張なんじゃ

どうも村田です

日清戦争と日露戦争の

ちょうど真ん中にあたる

時代のことなのだ

日本が一等国として

名乗りを上げた同じ時期に、

アメリカもまた若き大国

として世界史に登場した

のであるのだ

このことは日米戦争の

第一幕なのだ

前の歴史の第一幕と

言ってもいいかもしれないのだ

アメリカはイギリスから

独立したのであるから、

イギリスの兄弟国家と言って

いいわけであるが、

しかし独立戦争で激しく

衝突したイギリスを痛め

つけているから敵対国家

でもあるのだ

イギリスは大英帝国と

言われたぐらいだから

その力は強大だったが、

そのイギリスを少しずつ

押さえこみ、倒さない限り

アメリカが代をなす時代は

来ないのだ

イギリスを倒さなければ、

アメリカは覇を唱えることが

できないのだ

イギリス世紀史の重要な

モチーフがここにあるのだ

いろいろなことが考えられ

るけれど、ペリーの来航も

イギリスとの競争を考えて

のことであったのだ

アメリカがイギリスを

追い抜くには、英米共通の

敵をたたかなければならない

その最初はスペインなのだ

長い間スペインとの対決を

引き受けていたのはアメリカ

ではなくイギリスなのだ

そのイギリスの力が及ばなく

なった時点でアメリカが

取って代わったのだ

スペイン攻略がアメリカが

イギリスを超えていく最初の

一里塚であったと言っていい

だろう

そこで、さらに100年歴史を

さかのぼって考えると、

18世紀から19世紀初頭まで

南アメリカの諸国の多くが

スペインの支配下に置かれて

いたのだ。

スペインはナポレオン戦争で

敗れた時代であるのだ

1808年スペイン国内に反乱が

起こったためフランスは

スペインに攻め入って、

スペイン経済は壊滅的な打撃を

受け、その結果スペインの

国力が衰弱した隙を突いて

南アメリカ各国が次々と

スペインから独立するのだ

それは知っての通りボリビア、

コロンビア、エクアドル、チリ、

ベネズエラ、アルゼンチン、

パラグアイ、グアテマラ、

ホンジュラス、エルサルバドル、

ニカラグア、コスタリカ、

これらの国々は今おなじみの

国々であるのだ

最近はこの辺りからバナナが

到来して、台湾バナナが壊滅

していつの間にか今言ったような

国々が日本にバナナを輸出する

ようになったのだ

バナナはどうでもいい

話だが

だから、スペインの植民地

としてわずかに残ったのは

キューバとプエルトリコだけ

なのだ

キューバとプエルトリコは

アメリカに近いところで

南アメリカのこれらの国々を

スペイン政府の意向に従って、

あくまでスペイン領に戻そう

というのを保守反動勢力と

言うのだ

それに対して反対して、

南アメリカ各国の独立を助け、

促そうとした筆頭がアメリカ

だったのだ

若き大国アメリカが

南アメリカの各国々を

支援するという形になり

これがいわゆるモンロー宣言

なのだ

それが出された1823年に

当時の大統領であるモンローが

議会に送った教書なのだ

アメリカは北アメリカや

南アメリカではなくて、要は

全部をアメリカというのであり、

ヨーロッパから独立した

別天地なのだからヨーロッパの

干渉はもう受けたくない、

その代わりアメリカは南北

ともにヨーロッパの政治に

干渉はしませんということ

なのだ

その時アメリカと利害が

一致したのがイギリスと、

これは後で書くがロシア

なのだ

イギリスとロシアは

アメリカと利害が一致するのだ

それに対してヨーロッパの

各国はスペイン政府を応援する

という形になったのだ

モンロー宣言を少し考えると、

今の歴史に非常に深く関係が

あるのだ

今言った、南アメリカを

ヨーロッパの政治から切り離して、

自由に独立するという宣言を

北アメリカの政府が名乗りを

上げて挙に出るということは、

今のトランプ大統領の政策と

一致するのだ

今言ったこの地域は、西半球

という言葉でアメリカが言い

表わすのだ

地図を見ると分かるが、

西半球というのは南北

アメリカ大陸を中心にして

180度展開する地勢を指すので、

南北アメリカは全部入るのだ

それから、180度展開すると

ヨーロッパのうちスペインと

イギリスの一部が切れるように

入るのだ

あとは全然入らないのだ

南北アメリカを主軸にして見て、

地球の半分ということなのだ

そういう見方が西半球という

言い方なのだ

そうすると、日本も中国も

インドも、それ以外の他の

あらゆる地域がすべて

東半球に入るのだ

少し地図で調べてみると

面白いのだ

モンロー宣言とは、その

西半球独立宣言のようなもの

なのだ

西半球の独立宣言と

言っているのは今の

トランプなのだ

トランプさんは

「もう東半球の面倒を

見るのは嫌だ。西半球の

ことだけ考えますから、

その代わり私の方を邪魔

しないでくれ」

ということを言っているのだ

そこがだんだんそうも

いかなくなってくるのだ

なぜならば、中国というのが

出てくるのだ

中国は東半球だが、これが

自分の覇権を脅かせば

そのようなことを言って

いられないということにも

なるのだ

これはまた別の問題であり

しかしトランプさんが

言いたいのは、

「私は西半球の主である」

ということなのだ

だからモンロー宣言と同じ

西半球の主であるから

東半球のことには影響されたく

なくて、

口出ししたくないし責任を

負うのも嫌だというのが

トランプさんの主張なのだ

わがままに見えるが、

一貫しての主張なのだ

続きは次回だ

今日はこのくらいにしといたる

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