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きたんじゃ

どうも村田です

ペリーは目的を変えて、

中国への中継地である

前に日本との条約締結を

目的とする

ということを言って、

1854年の2回目の

日本訪問で開港を談判

するわけであるのだ

ところが、1861年に

南北戦争が始まってしまい、

アメリカがしばらく日本

との交渉を中断せざるを

得なくなった話は有名なのだ

南北戦争で日米間の交渉が

途絶えたために、その間に

イギリスとフランスが幕末の

日本に接近してきたのだ

そしてイギリスと薩摩藩が、

フランスと幕府がつながった

のだ

しかし、英仏の戦争は対立も

あるわけだから、日本列島で

両国がぶつかるということは

わが国の利益にかなわないから、

例えば幕府を出し抜いて

薩摩がイギリスと条約を結ぶ、

あるいは薩摩を討伐するために

フランス軍の力を借りるなど、

そういう対立をさせるような

ことは一切日本人はしなかった

のだ

そして、明治維新の翌年に

スエズ運河が開かれるのだ

ヨーロッパの船はアフリカを

回らないで、地中海を横切って

インド洋に抜ける近道を手に

したから、

アメリカを尻目に東洋貿易は

イギリスが圧倒的に有利に

なってしまうわけなのだ

この東洋開拓を狙う米英対立とは、

歴史を考えるうえである意味での

キーポイントなのだ

ほとんどの地球上の拠点は、

すでにイギリスが手に入れて

いたのだ。

これは中近東からインド、

チベット、ビルマ、

オーストラリアあるいは

ハワイの辺りまで、

アメリカの立ち入る余地は

ほとんどなかったのだ

だから、ハワイを巡る

争いもすごいのだ

ハワイはアメリカが先に

手を出すわけだが、日本が

抗議するがこれは明治に

なってからの話なのだ

イギリスは占領した島々を

確保するために、いろいろな

手を打つのだ

例えば、アフリカの横にある

マダガスカルというのは

フランス領になるが、

イギリスは悠々とそれを

フランス領に委ねて

驚かなかったのだ

なぜならば、マダガスカルから

何千キロの範囲の中にある

8つぐらいの島を全部イギリス

が握っていて、

そして対岸のアフリカの国

であるケニアもイギリスが

独領にしていたので、

マダガスカルの1つぐらい

フランスにくれてやっても

いいということで、

イギリスはマダガスカルを

フランスに委ねるのだ

それでもイギリスはちっとも

怖くなかったのだ

なぜならば、島の回りを

全部押さえていたからなのだ

イギリスはそういうやり方を

して徹底的に海洋を握ったわけ

なのだ

今でもマダガスカルは

フランス語の地域で、

フランスの独領のように

なっているのだ

同じように、ハワイを奪う

時にもイギリスは

オーストラリアや

ニュージーランドを

先に握っているから、

そこからハワイまで

ケーブルを通すという

計画を立てるのだ

明治維新から何年もたって

いるがすごいのだ

そして、アメリカがそこへ

介入してきてハワイが

アメリカ領になってくるに

つれて

イギリスはその計画を断念

せざるを得なくなるのだ

そこでもやはり英米戦争が

あったのだ

だから、当然小笠原を巡る争い、

または日本列島を巡る争いで

英米が虎視眈々と日本に狙いを

定めていたという

環境条件はこれでお分かり

だろうと思うわけであるのだ

しかし、そこで問題があるのだ

スエズ運河の開通でアメリカは

打撃を受けたのだ。

そうだろう。

イギリス、あるいはヨーロッパ

が握ってしまったスエズ運河

によってアジア貿易は

ヨーロッパ勢が有利で、

アメリカは一歩遅れて

しまったのだ

アメリカとヨーロッパとの

間の対立がずっと続いていて、

そういう思惑が今でも

アメリカとEUの間に横たわって

いる問題があるのだ

そこで、アメリカは

スエズ運河がやられてしまった

から、一気にパナマ運河の開削を

試みるのだ

それによって一気に局面を

打開しようとしたのだ。

しかし、パナマ運河を開拓する

にはカリブ海を制さなければ

ならないのだ

カリブ海を制するにはキューバを

奪わなければならないのだ

キューバを奪うにはスペインと

戦わなければならないのだ

スペインと戦うには海軍を

拡張しなければならないのだ

このような五段論法をもって、

1881年から大規模な海軍拡張を

行い、

その結果1898年にアメリカ

スペイン戦争が始まるわけなのだ

米西戦争と言われているのだ

アメリカはこの戦争で

グアム、フィリピンを獲得し、

合わせてハワイ、ミッドウェー、

ウェーク島、グアム、フィリピン

を領地にしたのだ。

これがアメリカの歴史で

上の方がアリューシャンから

始まって、下にミッドウェー、

ジョンストン島、ハワイ、

パルミラ諸島、ウェーク島、

グアムと

こういう具合で、南の島々を

獲得したのだ。

これは明治政府の時代だが、

これは明治政府にとっては

考えようにも耐えない脅威なのだ

ヒタヒタと南東方面から

日本列島へ目がけて

アメリカが1つずつ島を

拡張していっている

わけだから

これが脅威でないとしたら

何なのか

アメリカの島伝いの侵略が

日本の列島のそば近くまで

ヒタヒタと迫っていた

というのが現実だったのだ

シナ、中国大陸に接近して

きたのだ

続きは次回だ

今日はこのくらいにしといたる

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