どうも村田です
中国政府は
スウェーデンの政府を
脅かし、批判者を沈黙させ、
メディアに従順を強制
するため金満な経済力を
利用している
というレポートが出たのだ
ほんとに長いレポートで
さらには
「ファーウェイは購入
しなければ、恫喝される
可能性もある」と
あなたがファーウェイを
購入すれば、これまで
不可能だった方法で、
中共により制御の危険も
あるんだと。
ファーウェイを買うのも
地獄、買わないのも地獄
だということも言っている
のだ
さらに、スウェーデンが
行っている「対中感情調査」、
世論調査大手
ピュー・リサーチ・センター
がスウェーデン国民の
70%が中国に否定的な感情を
抱いていると
孔子学院、孔子課堂すべて
閉鎖するという決断をして
それから、中国との姉妹都市
というのはスウェーデンにも
沢山あるそうだが、
少なくとも11の地方都市が、
姉妹都市解消に動いて特に、
ダーラナ市というのは、
武漢市との姉妹都市関係が
あったわけだが、これを
もうジ・エンドということで
終わらせてしまったのだ
実際、スウェーデンというのは
自由と民主の中心にいたという
意識があるぐらいの国なのだ
1000万人程度の国ということに
なるが、「どこかの国」と言うか、
日本の国会議員とはぜんぜん違い、
「中国共産党のポチ」
になり下がるつもりがないと
いうことが、いろんな発言から
分かるのだ。
少なくとも、元議員の方とか、
それなりに中枢にいる方が、
「習近平政権が発足後、
イデオロギーから経済まで
スウェーデンを侵食し続けてきた」
ということを、はっきり
言っているわけなのだ
究極、スウェーデンと中国の
関係が悪くなったのは、また
武漢ウイルスの話でもあるわけ
だが、スウェーデンとの関係は
話は割愛するが、最悪になって、
そういう中でコロナが起きて、
その時に、中国国営メディアの
『環球時報』が、
「スウェーデンはウイルスに降伏し、
人々の生命と健康を無視した」と
噂を広める工作に出たそうなのだ。
それで国会議員は怒ってその前後
だが、スウェーデンの産業新聞
というのがあるのだが、
その産業新聞が、
「ウイルスは中国から来ている」
と言い、今度は習近平の
ウイルス・アバターを載せたりして、
バトルになっていたのだ
ましてや今度は議会では、
キリスト教民主党の党首が
「武漢ウイルス」と呼んだのだ
スウェーデンというのは、そういう
差別的な用語を使うことを
ひどく嫌う人達なのだ
なのに「武漢ウイルス」と言った
というのは、よほど怒り心頭で、
本当に正直になったんじゃないか
と思うのだ。
実際、スウェーデンの
ストックホルムにいる中国大使、
は下品で下劣でどう考えても、
外務省の人間、大使という
イメージを持った人ではなく、
恫喝ばっかりしているのだ
だから、中国に対して自由と
民主がないとか、ウイグルに
対して人権がないとか言うたびに、
恫喝して書簡を送ったり、
メールを送ったりしているのだ。
両方が怒り合い、やっている
という状況なんで
スウェーデンはもう1歩も
引かないという感じなのだ
実際、それ以外で、気に
なるのは、「ボルボ」
スウェーデンにとっては国民車
なのだが、
このボルボ・カーズとは、
ジーリーという浙江省にある
ジーリーの、ジーリー集団、
ジーリー・ホールディング・
グループに、
2010年の段階でそもそも
フォードが持っていた株だと
思うが、それを譲り受けて
買ったということで、
スウェーデンとジーリーの
お金でもって、ボルボもまた
復活したということで、実は
ある時期までは良かったのだ。
ある時期まで良かったし、
それから2012年には温家宝さんが
首相だった時だが、
環境問題の研究とか産業育成に
使ってほしいということで、
1100億円もの、
スウェーデン・クローナだと
90憶の投資を発表した時に、
スウェーデンの国会議員とか、
の人達、政治家達は、欧州全体に
対する投資かと勘違いした
そうなのだ。
その年に、ノーベル文学賞が
中国の農民作家の莫言さん
という方になったところで、
お金で賞を売ったんじゃないか
と変な話も出たわけなのだ
今の言葉で言うと、「戦狼外交」
という言い方なのだが
”吠える”のだ
ワーワーワーワー吠え、
「人民の感情を害した」とか
そういうことを言ったり、
「そういう人は中国が歓迎しない」
とかそういうことをすぐ出し
だからスウェーデンは
「どうぞご勝手に」という
ところまで行ってしまった
ある意味で言えば中国の
一番の恩人であり理解者であって、
70年前に国交樹立してあげたのに、
中国が手のひらを返したように
後ろ足で砂をかけたような中国の
態度というところで言えば、
スウェーデンの人達も、
優等生的にふるまうことを
もうやめたんだなと思うのだ
そして、スウェーデンは、
基本的には中立国なのだが、
中立国といってもスイスとか
オーストラリアというのは
条約とか憲法に基づいて中立国
なのだ。
でも、スウェーデンはそういう
ことではなく
「戦争が起きた場合の中立を
目的とする平時の非同盟」
というのが、対外政策の原則
ということになっているのだ。
米ソ冷戦が終わってソ連が崩壊して、
91年に崩壊し、そこから徐々に、
NATOとの関係というのが近づいて
いくということになるのだ
そしてさらに2007年には、
中道右派の政権があり、
その時には
「災害時や有事に他国と連帯する」
というかたちで
政策が舵を切って、ウクライナ
危機が2014年の2月にあったわけだが、
その時には、緊急時のNATO軍の
駐留を受け入れること、
NATOの軍事活動の支援を
定めた覚書に署名をしたのだ
そういう意味では、スウェーデンは、
過去30年の間でNATOには加盟
したくないのだが、NATOとの関係を
段階的に深化させてきたのだ。
じゃあNATOはと言うと、NATOに
とって変わらない脅威はずっと
ソ連でありロシアということに
なるのだが、
近年は中国も入れているわけで
すると、スウェーデンは
国家安全保障の観点からも、
中国との関係を見直す、
そういう状況に迫られていた
ことが分かるのだ
続きは次回だ
今日はこのくらいにしといたる