どうも村田です
人間の理想社会
そういう社会が
ソ連で生まれようと
してるんだと
イギリスの知識人たちは
それに熱狂し
バートランド・ラッセルも
その考え方の持ち主だった
のだ
しかし、実際に行ってみた
ソ連の実践、当時、それは
ボルシェビズムといわれた、
ボリシェヴィキというのが
ソ連の共産党の多数派で
政治を支配していたのだ
ボルシェビスムの理論と実践
(ボルシェビズムの実践と理論?)、
これはソ連共産主義の理論と
実践と読み替えてもいいのだ
非常に短いパンフレット的
な本だが、それでイギリスの
人たちに警鐘を発するのだ、
バートランド・ラッセルは
皆さんが思っているような
民主政治というものはソ連
にはないのだと
とんでもない一党独裁の
恐ろしい官僚主義の
全体主義の政治が行われ
つつあるんだと
これは皆さんが思っている
ような理想主義的な運動では、
その実現では全くないんだ
ということを言って、
彼はその本を出版し、左翼
主流から知識人から総スカン
を食うのだ
バートランド・ラッセルは
いち早く実際にソ連に行って
みて、プロレタリア民主政治
といわれてるのは、
名前は美しいかもしれない
けど、実際はソ連共産党の
エリートによる独裁なんだ
と書いたのだ
そして、そこでは恐ろしい、
粛清という、昨日の同志も
ちょっと意見が違う
というだけで、
スターリンに反抗してる
というだけで、本来の
自分たちが信じた
理想主義からして
スターリンがはずれてる
じゃないかと思っただけで、
言わなくてもそういった
人間は粛清されるのだ
殺されていく、そういう
恐ろしい粛清政治を見て、
バートランド・ラッセルは
異を唱えたわけなのだ
で、それは正しかった
わけなのだ。だから、
さらにその道というか、
彼は特にこのスペイン内乱
への参戦、義勇兵としての
参加を通じて、
ソ連の社会主義というもの
が内側で大粛清やってると
おんなじことを外側でも
やってると、
同じスペインの共和国を
助けようといった人たちは、
反スターリン派の連中は
フランコ勢力よりももっと
厳しく弾圧してくると、
そういう実態を見て、
体験して、ソ連社会主義の
彼は実像に気がついた
ということなのだ
ここは非常に大事なところ
であろうというふうに思う
のだ
そして、アメリカで起きたこと、
日本のマスコミでもある
自主規制、これが本当に怖い
のだ
日本ではいくらでも政府批判
できるのだが、しかし、
中国共産党の実態、これを
暴くことはできないのだ
新疆ウイグル自治区でどんな
残酷なことが行われてるか
何万人もの人間が殺され、
何十万人、何百万人もの人
たちが強制収容所に入れられて
毎日ひどい目に遭ってるのだ
それについて日本は、正確に
日本の庶民は知ってるのか、
それを報道する義務は日本の
マスコミにはないのか
この『動物農場』の最後の
ところがすごいのだが
それはまさにスターリンの
ソ連で起きたことでもあると
同時に、現在、習近平のシナでも
起きてること、習近平のシナ、
この全体主義政権が、実は
西側の国と仲よくしてる
じゃないか、
オバマ政権まで、ずっと
アメリカとシナ、共産主義体制、
仲よかったのだ。
そして、ヨーロッパとドイツ
やイギリスはこのシナと仲が
よかったし、また仲よく
しようとしているということ
なのだ
本来、純粋に思想的、信条的に
言えば別のものなんだが、
世界を全体として、
グローバリズムで全体主義的に
コントロールしようという
点においては、
エスタブリッシュメント
という点では、無国籍、
多国籍も、中国共産党も、
その全体主義システムの
一部なのだ
だから、GAFAの経営者たち
は資本主義者だが、究極的には
中国共産党の共産主義者と
最終的な目標は違うのだろう
しかし、彼らは手を今
握ってるということなのだ
全世界をグローバルに
全体主義的にコントロール
するために、情報操作により、
IT産業をコントロールする
ことによってコントロール
しようとしているのだ
だから、ここでは異なった
ものが大衆をコントロール
するという全体主義的な
目標のために手を握ってる
わけなのだ
この『動物農場』
の結論は何か
最後、ブタと人間が握手を
するということなのだ。
要するに動物農場の指導者に
なったブタと、外部の人間が、
農場といえどもその生産物を
外国に売らなきゃいけない、
農場、外側に、そして、
欲しいものを買わなきゃならない、
人間とつき合うしかない
そうすると、経営者となり、
独裁者となったブタたちと
外から来た人間が最後仲よし
になるのだ
仲よしになりながらけんかは
する。けんかはするけれど、
動物たちがそれを外から見たら
うちの中でブタと人間が、
要するに共産主義者と
資本主義者が仲よく話して
お酒を飲んでたと
やがてけんかを始めた。
それを搾取されてる、
抑圧されてる動物たちが
窓の外から見ているのだ
最後はブタの顔と人間の顔が、
区別がつかなくなったと
いうオチなのだ
外にいる生き物たちは
ブタから人間へ、人間から
ブタへ、そして、ブタから
人間へと目を移した。
でも、既に今やどっちが
どっちかを見分けるのは
不可能なのでした。
ブタが人間になり、人間が
ブタになったということで
すごいオチで強烈なのだ
どちらも欲まみれで
見分けが付かなくなった
ということだろう
続きは次回だ
今日はこのくらいにしといたる