Share

  • Add this entry to Hatena Bookmark

監視社会なんじゃ

どうも村田です

ウィンストンという

名前は、

ウィンストン・チャーチル

を皮肉ってんじゃないかと、

思うのだ

ウィンストン・スミスは、

すごい高級役人だから、

本来いいアパート、

庶民に比べればいいところ

に住んでるはずだが

大変なぼろのマンション

なのだ

それでもって、友人の家庭の

うちで下水が壊れて直して

くれと言ってそこに行く

のだが

そこに行くと、子どもたちが

騒がしいのだ

そのうちの奥さんがこう

言うのだ

本当に騒がしくて、

彼女が言ったのは

子どもたちはがっかりして

いるんです、絞首刑を見に

行けないものだから

そのせいなんです

私は忙しくて連れて

いけないし、だんなさんは

仕事で帰りが遅いしって

言うのだ

これは戦争犯罪によって

捕まえていたユーラシアの

捕虜を、月に一度ほど

見せしめで、

公園で絞首刑にする、

これは見せ物だって

言うのだ

これは今、シナで行われてる

ことなのだ

死刑は見せ物にするのだ

子どもたちがそういうものを

見て、そしてもって、興奮

して全体主義体制に

組み込まれていくという

ことなのだ

それから、文化大革命の

ところの紅衛兵みたいな

ことも出てくるのだ

このビッグ・ブラザーは、

この子どもたちを使って

スパイ団を組織し、大人を

摘発させるというわけなのだ

特に最悪なのはスパイ団

のような組織によって、

彼らが体系的に手に負えない

小さな野蛮人へと変身し、

しかもそれでいながら

党の統制に対する反逆心は

少しも生まれないことなのだ

まさに紅衛兵のときに

現実になったことだが、

そういう社会なのだ

子どもの頃から洗脳していき、

党の忠実なイデオロギーの

実行者にするのだ

そして、人を少しでも党の

イデオロギーからはずれた

者を摘発して、その社会から

隔離し、抹殺するという

ことなのだ

それから、人々がどういう

ふうにコントロールされて

いくかっていうと、

二重思考というもの、

Doublethinkといわれているが

これを身につけろと言われる

わけなのだ

それは現実コントロール、

リアリティコントロール

ともいわれているのだ

例えば、オセアニアは過去

一度としてユーラシアと

同盟を結んでいなかったと

言っている

しかし、

ウィンストン・スミスは

知っているのだ

オセアニアはわずか4年前には

ユーラシアと同盟関係にあった

のだと

オセアニアとユーラシアは、

現在は交戦中なのだ

ところが4年前には

ユーラシアと同盟関係に

あったのだと知ってるわけなのだ

ところが、この事実を新聞記事

とか、そういうものを全部

書き直すのが、

ウィンストン・スミスさんの

仕事なのだ過去の。

コンピューターの話が出て

こないので、いちいち過去の

新聞とかを送ってもらい、

その記事を書き直している

そういう想定になっている

のだが、だけど、知ってる人は

どうするのか

自分の中で記憶にあるのだ

4年前ユーラシアと同盟国

だったじゃないか

それは知ったままで、しかし、

そうじゃないんだと自分自身を

説得する現実コントロール、

そして二重思考に耐えるというか、

今、いや、党が言っている以上は、

オセアニアは過去一度とし

てユーラシアと同盟を結んで

いないと

オセアニアはわずか4年前

にはユーラシアと同盟関係に

あったのだが

同盟関係にあったけど、今は

戦ってんだ

これを知ってる場合は、

過去の知識を持ってる者を

自分で否定して、

いや、党が言っていることは

正しいんだと合わせなきゃ

いけないということなのだ

4年前にユーラシアと

同盟関係にあったと覚えて

いるんだが、

その頭の中の記憶を消し、

オセアニアは過去一貫して

ユーラシアと同盟を結んで

いない

戦っているんだという、

党が言っている今の現実を

自分の頭に染み込ませる、

これを二重思考といい、

または現実コントロール、

リアリティコントロール

といっているのだ

ダブルスタンダードという

言葉があるけど、

ダブルスタンダードどころ

じゃなく、

その現実の矛盾を感じない

ように自分自身を洗脳して

いくのだ

これができないと、いや、

党が言っていることは違うよ

と言った途端に捕まって

しまうわけなのだ

それから、歴史の改ざんだが

ちなみに、でっかい

テレビスクリーンが各部屋に

あるのだ

これは、今は実現してるが、

でっかいテレビスクリーンで

年中、政府、党の宣伝を

放送してるのだ

と同時にその

テレビスクリーンが

そのまんま部屋全体を監視

してるわけなのだ

テレビスクリーンが

見えるところは

テレビスクリーンからも

見えるということで、

テレビスクリーンが1台ある

と、それによって部屋全体で

国民が何を言っているのか、

何をやっているのか、全部

監視されてしまうと、

そういう社会なのだ

今、ITの技術が発達し、

もうできることになって

しまい恐ろしいことに

なったのだ

続きは次回だ

今日はこのくらいにしといたる

Share

  • Add this entry to Hatena Bookmark

Follow Me