どうも村田です
apologist(アポロジスト)
への質問なのだ
それを一つ一つ解明
していくのだ
まず、第二次大戦がドイツ
のポーランド侵略から
始まったと言われ、
そういう定義になってるのだ
だとすれば、なぜ英仏は
同じことをやったソ連に
対し宣戦布告し、開戦
しなかったのかということが、
ポーランド侵略を巡る問題が
第一だったと思うのだ
おそらく歴史修正主義に
立つ歴史家も、この答えは
なかなか難しい問題だと
思うのだ
だから、正統派と言われる
釈明史観主義の歴史家の方に、
直球で
「これはどういうふうに
考えていらっしゃるのですか」
という質問をすることが、
これからの議論をいい意味で
盛り上げていくと言えるのだ
彼らの解釈というのがどんな
ものか、それが合理的で、
かつ史実に基づいている
解釈であればじっくり
聞きたいと思うのだ
今の所、それについて合理的な
説明をした歴史書というのは、
存在していないのではないか
と思っているのだ
そもそも、イギリスは
ポーランドに対して、
「そのナチスドイツに
抵抗して頑張れ」
と言って、
ポーランドの独立というか
ナショナリズムをあおって、
そして
「ポーランドにドイツが侵略
したならばわれわれは開戦する、
守る」
とちゃんと約束していたのだ
確かアメリカもそれを約束
していたというか、あおって
いたということなのだ
少し逆だが、アメリカが
嫌がるイギリスのチェンバレン
首相の背中を押したというのが
順番なのだ
ルーズヴェルトの方が、
ブリットという駐フランス
大使を使って、ヨーロッパ大陸で
はそのブリット大使が根を回して、
ポーランドの外交官に対して
「アメリカの真意は必ず
ドイツが攻めて来たら助けに
行くので、ヒトラーの交渉に
妥協するな」
ということをしていたのは
間違いないのだ
それから、イギリスに対しては、
当時の駐英大使、ジョセフ・
ケネディだが・・・
暗殺されたジョン・F・ケネディ
のお父さんだが
たまたまJFK がアイルランド系
ということも若干の要素として
あると思うのだが、彼も
「ドイツとの戦争というのはまずい。
どこかで妥協点を図るべきでしょう」
と言っているのだ
そして、フーヴァーさんも
言っているのだが、
チェンバレン首相は
「放っておけば、ドイツは
ソビエトと戦争することに
なるのだから、イギリスとの
戦争などというのは全く不必
要なのだ」と言っているのだ
ケネディ駐英大使も
チェンバレンとその方向で
話をしていたのだ
だが、それに対して非常に
激しいプッシュ、いわゆる
背中を押すという表現が使われ
ケネディ駐英大使の背中を
押して、ケネディ駐英大使を
通じて、チェンバレンに
ポーランドの独立保障をする
という約束を1939年の初めころ
にさせてしまうのだ
そういった経緯から当然に
先ほどの質問、
要するに同じ罪を持った
ソビエトに対して宣戦布告を
しなかったという理由は、
類推はできるのだが、合理的な
文章としては、まだ釈明史観の
連中からは、一切出てきてないのだ
合理的な説明をするためには、
修正主義の立場からは
ルーズヴェルトがそういった
工作を仕掛けていたのだという
状況証拠、証言というのは
たくさん出ているわけなのだ
正統派釈明史観の連中たちは
その部分を捨象しているのだ
それをスルーした形で、
宣戦布告をしなかった理由を
説明するのは非常に難しい
だろうと思うのだ
フランクリン・ルーズヴェルト
政権としては、ポーランドを
理由にイギリスとドイツが開戦
することを望んでいたと、
まずその時点でアメリカが
開戦をする
そこまでは解釈できるのだ
おそらく、そうであろう
ということなのだ
それをイギリスが中には
望んでいない人も多かったけれど、
やがてイギリスの多くの人たちは、
アメリカの保守派というか、
ルーズヴェルト政権以外の
愛国者の人たちも
「もうこれはナチスドイツと
共産主義のソ連が戦争する
のは必然だろう」と考えたのだ
初めから、ヒトラーは堂々と
反共産主義であり、東方への
拡大ということを言っていたのだ
だから、放っておけば、嫌でも
戦争になるということなのだ
だけど、イギリスとしては
戦争する必要はないのだ
おそらく伝統的なイギリスの
外交政策からすれば、
ヨーロッパ大陸が、それこそ
ナポレオンみたいに統一した
人が出てきてしまえば、
これはイギリスに対する脅威
だけれど、ソ連も含めて
ヨーロッパ・ロシアという
言葉があるが、
ヨーロッパの中での戦いで
あれば、これは漁夫の利を得る
ことを狙って介入しない方が
イギリスとしては賢い、栄光ある
孤立だというのが、元来の
伝統的な政策でもあったと思うのだ
それを墨守していれば、
まさにイギリスにポーランド
問題に介入する余地はない
というか、実際やろうと
思ってもポーランドを
守れるものでもないし、
不可能なのだ
続きは次回だ
今日はこのくらいにしといたる