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ルールなんじゃ

どうも村田です

中国系八百屋が盛況だが
日本の八百屋さんは
どうなのだろうか

「中国系だろうと何だろうと、
商店街の客足が増えれば
相乗効果で商店街が活性化
するからいいんじゃないか」
というのだ

日本人は懐が深い
感動するのだ

自分の所の野菜と中国系八百屋
の野菜の違いについて聞くと、
「いいとか悪いとかはお客さんが
判断することなんです。

『質が良くても高い』とか、
『質が悪くても安い』とか、
お客さんが何を基準に買い物を
するかが大事だ。

例えば、
『この程度の傷みなら安いし、
全く構わない』と思えばそれは
売る側にとっても買う側にとっても
いいことですから。それに中国系の
八百屋さんが目的で商店街に
来てくれる人の中には、うちの店も
のぞいてくれる人がいる
と言うのだ

続けて、
「中国人のお客さんの中には、
『おたくの野菜は安心して食べる
ことができます』と言っています」と、

ひいきにしてくれる方もいる
そして「4,000円とか5,000円とか、
日本人が八百屋に来て買わない
ような値段をまとめ買いしてくれ
たりするんでありがたい
といっているのだ

うまく相乗効果で、日本系の
八百屋と中国系の八百屋が
うまく共存しているようなのだ

ならば、もう少し引いて見て、
商店街を取り仕切る立場の人は
現状をどう見ているのだろうか

商店街の理事長に復帰したばかり
おそば屋の店長さん81歳だ

店長はそば屋さんの2代目で、
10年前までここの組合の理事長を
務めていたそうだが、

「人手不足、なり手不足で、
81歳だけれども、しぶしぶまた
組合の理事長を引き受けたんだよ」
なんてことを言っているのだ

下町のような、粋のいい話し方
が魅力的な方で
「俺80だからね、80。まだ仕事やって
るんだからさ、嫌になっちゃうよ」
と元気いっぱいなのだ

本当は81歳で
「サラリーマンと違って、定年が
ないのがうらやましいですね」と言うと、
「なるほど。そうかね。
そういうもんかね」と
粋な挨拶なのだ

本題に入ると、
「中国系の店舗?八百屋?彼らは
何でもやるよ、何でも。魚屋なんだけど、
魚をさばかないで丸ごと売っているだろ?
あれ見た?この間は店舗の裏側の住宅街で
グエーなんてニワトリを絞めているんだよ。

日本じゃ普通やらないだろ、
そんなこと。びっくりしたよ、もう」
と身ぶり手ぶりで楽しそうに
話してくれるのだ

そして、
「中国系の店舗は5~6軒あるかな。
みんな組合に加盟してもらっているよ。
それが商店街に店舗を構える条件だから。
加盟しなければ入れないもん」と言うのだ

八百屋さんに聞いたのと同じ質問をし
「外国資本、中国系ですけれども、
これが入ってきて商店街が活気づくのは
いいことなんじゃないんですか?」と聞くと、

理事長さんは
「日本の老舗も、中国系の店舗も両方

はやればいいんじゃないの?相乗効果って
やつでさ。でも、ルールを守って
もらわないと困るんだよな、ルール

見ての通り歩道にまで商品を
たくさん並べているだろう?
自分の店さえもうかればいいって
いうような発想は良くないよ。

ここは日本の歴史ある商店街なんだから。
でも注意すると、日本語分からない
振りするんだから困ったもんなんだよ。

それでいて自分たちの主張を通そうと
するときは日本語で話すんだぜ。

だって、日本語できないならこの
土地でやっていけないだろう。
みんなできるんだよ、本当は。

多少なりとも日本語ができるんだから、
商店街で店舗構えているんだよ。
だからもうルールはちゃんと守ってくれよ。

注意されたら守ってほしいんだよ」と、
そのときは怒ったふうに話していたのだ

次回に続くのだ

今日はこのくらいにしといたる

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