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国債で良いんじゃ

どうも村田です

5%への消費増税以降、

その増税の必然的帰結として

日本が成長できないデフレ不況に

なってしまったわけだ

ただし、こうした1997年の

消費税増税が行われて、

さらにその原因が何かと

言えばそれは、当時

「国債の発行規制」

がかけられたことだったのだ

1997年と言えば橋本政権期だが、

その橋本首相は97年に、

憲政史上初めて、

「赤字国債削減目標」

を正式に閣議決定した。

これは、国債発行額を年々縮小して

いくという今日の

「プライマリーバランス

(PB)黒字化目標」

(=政策のための国債発行を

事実上禁止する財政規律)につながる、

国債発行額それ自身を直接抑制

していく規律の〝はしり〟と

なるものだ

そういう規律があるから

国債発行ができなくなった

わけだが、にもかかわらず

年々社会保障費は増えていく

という状況だったわけだから、

当時の政府は、

「増税以外は考えられない」

と考えるに至ったわけだ

そして、当時、バブル崩壊で

景気が悪いという認識も共有

されていたから、そんな不景気の

時代でも「安定的」に税を徴収できる

ものは消費税が一番得策だとも

議論されており、消費税増税が

実施されてしまったのだ

つまり、日本をデフレに導いた

消費増税をもたらしたのは、

橋本内閣の

「赤字国債削減目標」

の閣議決定だったというわけだ

いずれにせよこの1997年の

国債発行規制と消費税増税によって、

日本は政府が支出できなくなる

と同時に、民間は重税に苦しめられ

続けることになったのだ

ただし、国債発行規制も

導入当初は赤字国債のみに

限られていたのだ

国債には赤字国債と建設国債の

2種類がある

「建設国債」というのは、

橋を造ったり、道路や鉄道を造ったり、

インフラ整備によって資産が

残るようなものに使うためのもの

民間で言えば、住宅ローンの

ようなもので、基本的には60年

で償還することになっている

「赤字国債」というのは、

住宅ローンのように「投資」を

する場合に発行する建設国債

とは異なり、投資ではない目的の

ために発行する国債のこと全般を

意味するのだ

実際は、政府・日銀には通貨発行権

があるため、国債をどれだけ

発行しようが、発行すること自身に

何ら問題があるわけでもなく

もちろんその結果、マーケット内の

貨幣が増えすぎれば、望ましくない

インフレになることもあるが、

それでもなお「発行することそれ自身」

には問題はない。この場合の問題は

あくまでも、

「発行した帰結として起こるインフレ」

の問題だからだ

かつ、そういうふうに認識している

政治家も官僚も当時の政府にも

いたはずなのだが、残念ながら

そういう認識を持つ人々は当時の

政府与党の中で主流派では

なかったのだ

だから、赤字国債を発行する

という行為そのものが何やら

悪いものであるかのように

認識されてしまったのだ

俺は国防費は国債で賄うべき

と言ってきた

国防費は国民の生命と財産を

守るための投資であるから

最終的に資産だ

はき違えの甚だしい政府には

怒りしか覚えないのだ

今日はこのくらいにしといたる

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