どうも村田です
日本は中共の敵意をもっと
深刻に感じる時期がやって
くると思うのだ
今は中共と台湾の問題となると、
中共が台湾に攻めてきて、
台湾だけが危なくて日本は
安全だと、そういう風に考え
ている連中が多い
しかし、台湾を取ることが
中共の最終目的ではないのだ
台湾は中共の敵ではなく
中共からすれば台湾は獲物に
過ぎず、敵となる資格さえない
この獲物を取った後の中共の
最終的な目的は何かというと
日本なのだ
日本を取る、 日本をやっつける、
少なくとも日本を属国にする
ことが中共の最終目的なのだ
その前に、台湾を取らなければ
日本をやっつけることはできない
台湾が日本の安全保障にとって、
非常に大きな存在価値を持って
いることを知っていたのは、
戦前の日本、もしくは明治時代の
日本だった
日清戦争に勝った当時の日本が、
なぜ台湾を領有しようと思ったのか
日清講和条約で、なぜ台湾の
割譲を条件にしたかと言うと、
台湾なくして琉球列島は守れない、
日本の国境は守れないと知って
いたからなのだ
当時の日本政府には非常に先見の明
があり、台湾を日本の領土にしたのだ
そして日本はその時から今日に
至るまで、南の国境に敵の存在を
経験してこなかった
戦後、蒋介石は台湾内部に対しては
反日教育をやっていたが、日本に
対しては親日外交を行ったのだ
つまり、蒋介石国民党の敵は
あくまでも中国共産党であって、
日本ではないと、国内では
反日教育をしながら、日本の資金
とODAが欲しくて日本に接近し、
外交政策では親日政策を取ったのだ
その後の李登輝政権は、さらに
親日で、その後の陳水扁政権、
馬英九政権、そして今の蔡英文政権
に替わっても、日本の南側には敵が
存在しなかった
日本は数千年にもわたって国の
南側に敵の存在を経験していないのだ
日本が領有するまで、台湾はずっと
化外の地だったのだから
しかし、もし台湾が中共の一部に
なってしまえば、日本は初めて南に
敵が存在するという事態に遭遇する
ことになるのだ
裏庭に敵が存在する、しかも、
それは防御できないほどの脅威で
日本はそれを初めて経験することに
なるのだ
南の敵の存在を未だかつて経験
したことがないのだから、どう
防衛したらいいのかも分からない
率直に言えば、防衛することは
非常に難しい、防衛が難しい
ということは、日本は中共の
言いなりにならざるを得なく
なるということなのだ
まず、日本のシーレーンである
台湾海峡とバシー海峡に出入り
できなくなる
それはあくまでも平和な時の話で、
ひとたび戦時になれば、沖縄は
もう守れないだろう
中共の核ミサイルを積んだ潜水艦が
台湾の東海岸に接する深い太平洋に
潜り、探索されずに米国まで行ける
ような事態になったら、米国が
日本を守れば、自分たちも核でやられ
るかもしれない
そうなれば、米国もやはり考えて
しまうだろう
米国は果たして自国が犠牲になる
ことを覚悟してまで、日本を守って
くれるか?
その時、日本は否応なく中共の勢力下
に入ることになるのだ
これほど台湾の存在が日本にとって
重要であるのに、今の日本は安全保障
の分野で台湾と何の交流もできないでいる
これを突き詰めていけば、 将来
このような事態が起こるのを防ぐために、
日本と台湾はいずれ同盟国にならざるを
得なくなるのだ
つまり、中共という帝国の存在がある
かぎりは、台湾と日本は一緒に連合して、
さらに米国と組んで堅固な三国同盟を結び、
中共に対して強く臨んでいく必要があるのだ
そうしなければ日本を守ることができないのだ
ところが、今それができない理由もまた、
中共の存在で、もし日本が台湾に接近
しようと思えば、中共の激しい反対に遭って
接近ができないのだ
二律背反の状態なのだ
中共のために台湾に接近しなければ
ならない日本が、中共のために台湾に
接近できないような状態になっている
最終的には、台湾と手を組まないかぎりは
日本を防衛できない
台湾と手を組みたいのに、中共の反対が
怖くてできない、しかし、 そうなると、
日本の運命を中共に委ねることになって
しまうのだ
今、台湾という国は日本の法律には
存在していないから日本と台湾は
民間交流という名のもとで交流している
民間交流では経済交流も、文化交流も、
芸術交流も、教育交流もできる
しかし、民間には軍事がないので、
軍事交流ができない
軍事交流をするには、台湾に対する
何らかの法的位置付けが必要なのだ
法的位置付けというのは、たとえば
アメリカの台湾関係法のような法律で
国交がなくても法的位置付けがあるから
台湾と軍事交流をすることができる
日本も日台交流基本法というような
法律を作って、法的位置付けを台湾に
与え、一つの法的存在として認めない
かぎりは、法治国家である日本としては
台湾と軍事、安全保障の分野で連携する
ことはできないのだ
台湾と安全保障上の連携ができなければ
日本は終わりなのだ
しかし、この法的位置付けをしようと
すれば、中共は強烈に抗議してくるだろう
日本はそれを恐れていてはだめだ
恐れて行動しなければ、本当に二律背反
の状態に陥ったまま抜け出すことができず、
いずれは中共の属国となるしかないのだ
現在の日本の状況を分かりやすく
説明すると
ヤクザから自分の生命と財産を守るために
警察と連携したいが、警察と連携すると
ヤクザが怒る
ヤクザが怒るから、警察と連携できない
警察とも仲良くなりたいし、ヤクザとも
仲良くなりたい
結局、自分の生命も財産も守れない
今の日本は、このような非常におかしな
状況になっているのだ
しかし、これがおかしいということは、
小学生程度の知識さえあれば分かる
ことなのだ
それを打破するにはたった一つ、
覚悟を持つことだ
日本に本当に自分を守る覚悟があれば、
中共の恫喝を恐れて何もしないのではなく、
中共の脅威に対抗するために行動すること
を選ぶはずなのだ
単純に分かることは、 日本という国は、
いろいろと変な理屈をつけてやるべき
ことをやらずに避けてきたのだ
穏便にやろうとか、中共を刺激
してはいけないとか
「中共を刺激するな症候群」
という重い病気に罹っいて、中共が
反対することは何もできない
自国の国益にかなうことさえも
できなくなってしまうのだ
中共の国益のために日本は
政治をしている状態なのだ
今日はこのくらいにしといたる